こんにちは。私の家の近くに交差点があるのですが、その三方にそれぞれ100メートル行くか行かないかという場所にファミリーマートがあります。ひとつだけはローソンなのですが、とにかくコンビニを営業する企業間の競争の熾烈さは立地を観察するだけでなんとなく伝わってきます。その中でもファミマが最も利用頻度が高いので今回はファミマを取り上げたいと思います。
株式会社ファミリーマートは、「フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業」を展開する企業で日本国内での存在感はさることながら、台湾、タイ、中国、フィリピン、ベトナムといった海外でも着実に事業規模を拡大させており、 2006年2月末時点での総店舗数23、852店(国内外エリアフランチャイズ含む)という実績を誇っています。今でこそ知らぬものはいないとも思えるファミマですが、事業の始まりは1972年9月に(株)西友ストアー企画室に小型店担当を設置したことだったそうです。1973年9月には実験第1号店が埼玉県狭山市に開店(狭山店、現・入曽店)し、「お客さまとフランチャイズ加盟店、本部とが家族的なお付合いをしながら、ともに発展していきたい」という願いのもとにファミリーマートという名前が生み出されました。1978年4月にフランチャイズ展開を開始しこの年の夏に初となる24時間年中無休営業の店舗が千葉県船橋市に開店され、そして遂に1981年9月(株)ファミリーマートが設立されました。
自分を含め、コンビニがない時代に生活したことのない世代の人にとってその有難さを痛感する機会というのもあまりないと思えますが、改めて店内をつぶさに観察すると未知のサービスも含め、コンビニの存在が人の生活の物理的な限界を打ち破る手助けを大いにしてくれているのだなと痛感します。少し歩けば食べ物にありつけ、雑誌によって情報を得られ、ファックス・コピー・郵送サービスなどにより情報を発信できる。わずか数十年前にはこのような作業によって手を煩わされていた人がいたのだということを考えることはとても大切だと思いました。
締まらない終わり方ですが、今日はこの辺で。