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子どもの頃から、家電やおもちゃを分解して中身を観察するのが好きでした。複雑そうに見える機械でも、実は小さな部品が整然と並び、各パーツがきっちりと噛み合っているのを見ると、不思議と安心感があります。ネジ一本ひとつとっても、どんな素材で、どんな目的で選ばれたのかを知ると、その製品の性格のようなものが少し見えてくるような気がします。

今回紹介する株式会社エンプラスは、エンジニアリングプラスチックの可能性を追求し、電子部品や光学部品、精密機構部品などを幅広く手がけています。同社が開発・製造するプラスチックネジは、軽量で非磁性、さらに絶縁性を兼ね備えるなど、金属ネジでは実現しづらい特性を持ち、電子機器や医療機器などの分野で重宝されています。

プラスチックネジというと、強度や耐久性に不安を持たれる方もいるかもしれません。しかし、同社は素材の選定から成形、加工、検査までを自社で一貫して行い、高精度な品質を保証しています。高性能樹脂を用いることで、熱や薬品にも強く、用途に応じた最適な設計が可能です。

近年では、電子機器の小型化や高密度化に伴い、樹脂製の締結部品の需要がさらに高まっているため、製品性能の向上に加え、リサイクル素材や低環境負荷の樹脂を使った開発にも取り組んでいます。プラスチックが環境負荷の象徴と見られがちな今、同社は「使うことで環境を守る」プラスチックの未来を提案しているのです。

メルカリ!

| 小ネタ! |

皆さんメルカリは使っていますか? 最近私は毎日パソコンのジャンクパーツ眺めていています。メルカリによって個人間取引のハードルがぐっと下がったのでは無いでしょうか?

今週はそんな株式会社メルカリ

話は変わりまして、AIやLLMの進化が世界的に加速する中、メルカリでもAIの可能性を最大限に活かした取り組みを進めているそうです。たとえば、ホーム画面のパーソナライズではお客さん一人ひとりに最適な商品を表示し、より快適な購買体験を実現したり。出品サポート機能ではAIが写真や説明文から自動で商品情報や価格を提案し、誰でも簡単に出品できる環境を整えています。

また、不正出品を検知する仕組みやカスタマーサポートの自動化、マーケティング施策の最適化など、幅広い領域でAIを活用。最近では生成AI・LLMを取り入れた新しい取り組みも始まっており、社員の生産性向上や新たな価値創出にも挑戦しているそうです。

メルカリはこれからも「AI-Led Growth Company」として、テクノロジーを軸にサービスと働き方の両面で進化を続けていくそうです。

色々な企業のAI導入事例記事読むの楽しいですよね。 勉強にもなるので他のも探してみます。

飛行機や自動車、建物など私たちの身の回りにあるものは塗料によってコーティングされています。それは単に色鮮やかできれいに見せるためだけではなく、防音や耐久性を上げる効果もあります。普段はあまり意識することがないかもしれませんが、過酷な環境から素材を守り、快適さを保つために「塗る技術」は欠かせないものです。今回はそんな技術の最前線で、長年にわたり活躍している会社を紹介します。

今回紹介するのは、日本特殊塗料株式会社です。東京都北区に本社を構える塗料・防音材の専門メーカーです。1929年の創業以来、航空機用塗料や鉄道車両用防音材、一般向けのDIY用塗料など、さまざまな分野で高性能な製品を提供しています。特に、航空機向けの特殊塗料では長年の実績を誇り、安全性と耐久性が求められる領域で高い評価を受けています。

日本特殊塗料の特徴は、塗料を「保護」と「機能」の両面からとらえ、用途に応じて様々な塗料を取り揃えている点です。たとえば、自動車分野では車内の静音性を高めるための防音材や制振材を開発・製造していたり、建築分野では屋上や外壁の防水に使われる塗膜防水材など人々の暮らしの快適さを陰ながら支える製品がそろっています。

普段はあまり気にする機会の少ない「塗料」というものの裏には、塗料を通して安全なモノづくりを支えようとする技術者たちの思いがあります。日本特殊塗料はそのような思いを実現し、様々な分野で私たちの暮らしを支えてくれていることが分かりました。

2024年に新紙幣が登場し、1万円札の渋沢栄一や5千円札の津田梅子など、新たな肖像とともに、最新の偽造防止技術が導入されました。世界初となる「3Dホログラム」では、紙幣を傾けると肖像が立体的に回転して見え、すかしやマイクロ文字印刷などの細部にも高精度な工夫が施されています。これにより、日本の紙幣はさらに偽造しにくく、識別しやすいものへと進化しました。

今回紹介する日本金銭機械株式会社は、そんな日本のお金を正しく見分けるために、貨幣処理機器や遊技場向け機器の開発・製造・販売を主力とする開発型メーカーです。1955年に設立され、大阪に本社を置き、ゲーミング市場や金融・流通・交通市場、国内遊技場向機器市場で取り扱いがあります。

最大の強みは、紙幣や硬貨の真偽識別(鑑別・識別)に関する技術です。これまで日本での円対応から出発し、現在では世界140を超える国・地域の通貨に対応できる体制を整えています。特にゲーミング市場(カジノなど)では紙幣鑑別機器の先駆者として高いシェアを持ち、米ドルを対象とした紙幣識別機の開発を通じてグローバル展開を加速させてきました。また、ATMや券売機などへ紙幣識別ユニットを提供することで、社会インフラとしての役割も果たしています。

今後は、紙幣・貨幣処理というコア領域に加え、キャッシュレスやデジタル決済との融合、さらには新興国市場での普及拡大を通じて成長を図ることが期待されます。

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