以前、東証を運営する日本取引所グループについて紹介させていただいたことがありましたが、私たちが直接市場に顔を出すことはあまり無いのではないでしょうか。実際に多くの投資家は証券会社や銀行などの金融機関を通じて間接的に取引を行っているはずです。
日本取引所グループでは、証券会社を通じた売買の注文を想定しているようです。金融機関が取引の窓口となっているのですね。
とくに近年の証券取引ではネットを通じたものが一般的になってきており、ネット証券会社の競争が過熱している様子です。
今回はネット証券大手である、SBIホールディングス株式会社を紹介いたします。
SBIホールディングスは、SBI証券などから形成されるSBIグループを傘下に持つ金融持株会社です。
このSBIグループは三井住友フィナンシャルグループとの資本業務提携を結んでおり、メガバンクである三井住友銀行とも繋がりを持っています。
金融事業においてメガバンクの存在感は凄まじいものがありますね。この提携により、今後さらなるSBI経済圏の拡大が見込まれています。
また2021年には新生銀行への敵対的TOB、子会社化が行われており、SBI新生銀行も全国規模で展開されています。
銀行事業とその影響力から第4のメガバンクとしての見方も増えており、この成長には目を見張るものがあります。
ネット証券でも国内株式取引シェア1位を誇っており、今後取引手数料無料化の予定もあることから他の証券会社の追随を許さない勢いがあります。
証券取引のみでなく金融全体に影響を与える存在になりつつあるSBIの今後の動向に注目ですね。