不織布から学ぶ創造力

| 小ネタ! |

こんにちは。株式会社ディレクターズ1年目の女です。
明後日で東京に来てちょうど1か月が経ちます。
最近、週末どのように過ごせばよいのか悩みます。
ああいったい何をすれば時間はつぶれるのだろう、どうせなら自分の好きなことをしたいな、と。

そういえば服が好きだな。

ということで、今日は服の話をします。

中学・高校時代。学校がある日は毎日制服でした。
特に中学はセーラー服だったものですから、周りのセーラー服じゃない同級生からは「いいなあ」と羨ましがられていました。
高校に入ると、文化祭の劇でセーラー服を何度も貸しました。
羨望のまなざしを受けることは嫌じゃなかったのですが、同じ学校に通う生徒全員が同じ恰好をしていることにすごく違和感を持っていました。
「みんな同じ制服だったらそりゃイケメン・美人が勝つじゃないか」と。
制服を着たイケメン・美人はこの上なく魅力を全開放します。形・色どちらも整った顔に合わせて計算され、作られているものなのです。
おそらく計算外であったろう私は制服を着ている学生としてその他大勢の枠にすぽりとハマり、目立たぬ日々を過ごしていました。

そこから大学生となり、学生の服事情は変わります。
各々が自分でコーディネートして登校しなくてはならなくなるのです。

自分の骨格やパーソナルカラーを調べたり、友人から「その服かわいいね」と褒められたりしながら試行錯誤していると、それが楽しくて楽しくて。
なんなら自分で作ってみたいなと漠然と考えるようになっていました。
それが部活や就活などで流れていき、現在に至ったわけです。

暇な時間に「東京 洋裁教室」と調べると、生地は自分の持ち込みとのこと。
面倒くさいな、と思いつつ、社会人1年目が無理なく購入できる安価な生地を検索すると大体不織布でした。

不織布って何か知ってますか。
例えばこんな感じです。
1.ほつれない
切断面から布がほつれてしまうことがないので加工製品に向いています
2.強い素材
折り目に沿って破けたり裂けることがないので同じ面積の布が圧力に対して強くなります
3.扱いが楽
フェルト同士を縫い合わせたり、熱で吸着させる等の加工の手間が楽
4.かさ高
厚み方向に対して高く、空気をたくさん含んでいるため、保温・通気・濾過・弾力・吸水・防音の素材の機能が生まれます。

そんな不織布の国内トップメーカーなのが、日本バイリーン株式会社です。
1960年に設立され、現在は不織布業界で世界最大手のフロイデンベルグを親会社としています。
不織布を衣料だけではなく、自動車、電気、工業、空調、メディカルにまで広げ、事業を行っています。
原料、製法によって自在に機能を設計できる不織布。
その可能性を追求し、新しいモノ作りに励んでいる企業です。

1つの考えにとらわれることなく、いかに多角的な視点で物事を見れるか。
これが今から必要になってくる創造力だろうと思います。

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