こんにちは。

今日は暖冬の影響を受け灯油の出荷量が減少している、という記事を読みました。昨年は西日本を中心に需要が上がらず、また年明け以降は東日本でも需要が鈍化しているようです。1月の出荷量の推計では、前年度比で2割ほど減少しています。過去、西日本の需要は毎年変動幅が大きいものの、東日本、特に北海道東北地域での需要は堅調に推移していましたが、今年は東日本も例外では無いようです。また、需要が伸びないものは価格が上がるものと単純に考えていましたが、業者間での転売価格も減少しているようで、市場全体が停滞しています。

長期的な推移で見ると、近年はオール電化などの暖房器具の発達や、断熱に特化した建築技術の発達によって冬の灯油需要は2000年頃を境に徐々に減少しています。断熱効果を高めて暖房器具の使用を抑えられる「省エネ住宅」が提唱された1999年とちょうど重なります。

そこで本日は住宅用断熱材を製造する「日本アクア」を取り上げます。同社は戸建住宅用の高気密・高断熱の現場発泡ウレタン断熱材「アクアフォーム」を製造、販売する事業を行っています。アクアフォームは、高い断熱性+温度が冬暖かいだけでなく、夏は涼しく快適に過ごせる性質をもっており、住宅向け機能性素材として市場でトップのシェアを得ています。

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