こんにちは。

近年、災害の発生数が非常に多いように感じます。もともと日本は地震大国として知られていましたが、規模の大きい地震が全国のあちこちで発生したり、安全な生活環境を脅かすほどの豪雨が降ったりと、どこにいても安心はできない状況となっています。天災は人間の力ではどうにもならない仕方のないことと言ってしまえば、その通りなのですが、自分や大切な人のことを守るためには、災害に巻き込まれた場合にどのように対処できるかという点が重要になってきます。特に子どもやお年寄り、障害のある方ついては、周囲の人がいかに配慮して行動できるかが肝心です。
しかし、人間は、焦りや恐怖などで精神面が不安定の場合、とっさの正しい判断が困難になります。特に慣れないことに対しては、状況の整理に時間がかかったり、気持ちが先行して誤った行動をとってしまったりする可能性が高くなります。そのため、最悪の事態を想定の上、準備を行っていくことをお勧めします。

災害時に限ったことではないですが、生き物にとって水分や栄養の摂取は、生きていく上で、極めて重要度の高い行為といえます。最近では、非常用として、乾パンや缶詰め、水などといった日持ちのするものがセットとなって販売されていますが、非常時に持ち出せる量や調達できる量は限られており、なるべく無駄のないように、消費にはできる限りの調整をする必要があります。本日は、そういった場面での活躍が大きく期待されている液体ミルクを、日本で初めて製造、販売を開始した江崎グリコ株式会社についてご紹介します。
江崎グリコ株式会社は昨年の11月に日本初となる液体ミルク「アイクレオ」を発売しました。今までは、母乳以外のもので赤ちゃんにミルクを与えるとなると、粉ミルクを溶かしてあげるという手段しかありませんでした。粉ミルクの場合、粉ミルクだけでは与えることができず、水やつくるための用具を準備しつくる工程が必要ありましたが、母乳をあげられない以上、それらは仕方のないこととして、今までは捉えられていました。日常生活においては、手間がかかることが難点とされていましたが、それに加え、災害を通じ、粉ミルクからミルクをつくることは、物資面や衛生面から考えると、リスクが大きいことが再確認され、液体ミルクの需要が高まりました。そんな中で、そのようなニーズに応えたのが、江崎グリコ株式会社の「アイクレオ」だったのです。赤ちゃんのいるご家庭では、この商品が登場した直後に購入した方もいたようで、液体ミルクに対する関心の高さがうかがえます。
この商品は非常時のためだけのものではありませんが、非常時の選択肢の1つとして画期的なものであると思います。皆さんも、必要がありそうな場合には、準備として購入してみてはいかがでしょうか?

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