こんにちは。
今日のネタ探しでは、防衛省がAIの活用を大幅に拡大する、という記事を見かけました。
政府は2018年末にまとめた防衛大綱でAIの活用促進を宣言しており、将来的にはディープラーニング機能を活用した無人機の導入を目指しています。2020年度予算の概算要求にはサイバー関連の必要経費と調査研究費が盛り込まれており、同年度には自衛隊サイバー防衛隊の情報通信ネットワークにAIを導入し、マルウェアの分析や対策を効率化します。まずはサイバー防衛や身近な業務処理で活用の幅を広げるつもりのようです。過去に受けたサイバー攻撃の共通点などを記憶させ、ウィルス検知向上に繋げるほか、未知のウィルスへの対応や将来の攻撃予測に役立てます。これまでの、通信時に既知攻撃パターンリストを適宜照合する手法に比べ、時間や手間を大きく節約できるそうです。防衛装備品の管理にAIを役立てる計画もあり、海上自衛隊の艦艇システムに搭載し、長期任務からの帰還時に修理箇所や部品交換の必要性を、過去の補修データを学習させたAIに判定させることで、整備コストの削減や省人化を目指します。
というわけで、今日はAI関連銘柄のひとつである、株式会社FRONTEO(旧:株式会社UBIC)を紹介したいと思います。
株式会社FRONTEOは、元々は証拠開示のデータ収集分析など、コンピューター解析による訴訟支援事業を行う会社です。独自開発AIにより情報解析を行い、国際訴訟で必要な、証拠となる電子データの保全と調査・分析を行う「eディスカバリ(電子証拠開示)」や「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテックAI事業をメインに展開しており、近年は培ったAI技術を基に、金融・知財・人事・医療の分野へも事業を拡大しています。膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要なデータを検出することで、業務負担を軽減し、業務の効率化を実現しています。上述の独自開発AI「KIBIT」で有名です。