こんにちは。
今日は昨日の予告通り、E3の話から始めたいと思います。E3はアメリカ、ロサンゼルスで開催される、世界中のゲーム関連企業の集まる大イベントで、正式名称を「Electronic Entertainment Expo」といいます。Eが3つつくので、E3。以前はゲーム関連企業の商談会という名目だったため、来場するのは基本的にゲーム関連企業とメディア関係者だけでしたが、2017年から一般公開が始まり、そこから一般人も入場できるようになりました。日本では、国内のゲームメーカーが集う東京ゲームショウというイベントがありますが、こちらのワールドワイド版のようなイメージでいいかと思います。
実はこのE3、2019年は今月の12~14日の日程で開催されていました。時差があるのでもう終わってますが。。個人的な今年の見どころは、Apexやスターウォーズなどの人気タイトルをリリースしているEAと、スプラトゥーン、スマブラなどの人気作をもつ任天堂の情報です。PS4やSwitchなどのいわゆる据え置き型ゲーム機は根強く人気が続く一方で、近年のゲーム業界のトレンドはソーシャルゲームや、Google社のゲーム配信サービス「Stadia」に移りつつあります。ソーシャルゲームは、スマートフォンでいつでも気軽にプレイできる点が魅力です。この魅力を拡張したのがStadiaで、ゲームプログラムをすべてクラウドで処理することで、スマホや低スペックなPCでも大きな処理のゲームタイトルが遊べるという特徴があります。これからは、「ゲーム専用機+専用ソフトの売り切り」から、ソーシャルゲームのように「売り切り+課金」「原則無料+課金」というスタイルも増えていくのではないでしょうか。
そこで本日は、ゲーム用ミドルウェア製品を提供する「シリコンスタジオ株式会社」をご紹介いたします。同社が開発した製品は、過去にGOD EATERやファイナルファンタジーなどの有名タイトルのメインエンジンに採用されています。また同社は、ソーシャルゲームのオンラインソリューション事業も行っており、サーバ運用からプログラム開発までワンストップで提供しています。特に、AWSやGCPなどのクラウドを利用したシステムの構築を得意としているようです。
ゲームサーバというとリリース直後はすぐに落ちるイメージでしたが、最近は減ってきたように思います。ゲームインフラはクラウドへの移行が進んでいったということでしょうか。