こんにちは。

今日のネタ探しでは、6月10日に開幕したデジタルサミット2019で、NTTが新たなデジタル社会を実現するIOWN構想のひとつ、「デジタルツインコンピューティング(DTC)構想」を発表したという記事をみかけました。
Innovative Optical and Wireless Network(IOWN)は、NTTが2019年5月9日に発表した光ベースの革新的なネットワークの構想であり、その詳細がDTC構想として形になっています。IOWNによってデータ処理から伝送まで全てを光技術で対応させることで、消費電力を大幅に減らし、大容量データの処理が可能となるとのことで、2030年ごろの実用化を目指しています。
現在、製造分野等で注目されているのが、機械部品のようなものの形状・状態・製造工程等を計算機内でデジタル情報として正確に記録する「デジタルツイン」と呼ばれる表現です。医療分野におけるMRIやCTスキャンも、デジタルツインの一形態といえます。
これに対して、今回発表されたDTCは、デジタルツインを大きく発展させ、実世界を表す多くのデジタルツインに対して交換・融合・複製・合成等の演算を行うことで、モノ・ヒトのインタラクションをサイバー空間上で自由自在に再現・試行可能とする新たな計算パラダイムです。これまで提唱されてきたデジタルツインは、主にデジタル表現された物理的なモノの制御や観測に用いられてきましたが、DTCではデジタル化される対象をモノだけではなくヒトにも拡張し、さらにデジタルツイン同士の演算により、サイバー空間上でモノやヒト同士の高度かつリアルタイムなインタラクションが可能となるとされています。

というわけで、今日はデジタルツイン関連銘柄の一つである、サイオステクノロジー株式会社を紹介したいと思います。
サイオステクノロジー株式会社は、サイオスのグループ事業会社であり、OSSを中心にシステムやソフトウェアの設計・開発・販売・サポートなどを提供する企業です。2016年には、デジタルツインの話題で株価が急騰した安川情報システムの影響で、後に続くデジタルツイン関連銘柄として取り上げられました。

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