普段の生活で目にする単語で「この漢字は絶対こう読まないだろう」という、見た目と読み方にギャップのある漢字がいくつかありますが、「瓦斯」もその一つです。一見「がき」、「がし」のように読めるかもしれないのですが、実は「がす」と読みます。英語に直すとgasです。昔のベルギーの科学者によって「混沌としたもの(カオス)」を由来として命名され、「瓦斯(ガス)」という言葉が広がっていきました。今回はそんな瓦斯を扱う会社について紹介します。
今回紹介するのは東京ガス株式会社(登録上の商号:東京瓦斯株式会社)です。初代社長は現在の1万円札にもなっている渋沢栄一です。明治時代に欧米からガス灯が輸入され、ガス事業の需要が高まったことで東京府瓦斯局が開設され、その後民間に移されるときに渋沢栄一らによって東京瓦斯会社か設立されました。現在は関東地方1都6県の主要都市でガスの小売り事業を展開するほか、海外でも複数拠点を構え事業を展開していたり、環境に配慮した再生可能エネルギーの供給や、ガスを軸にした地域課題の解決にも力を入れています。グループ全体の従業員数は15000人を超え、幅広い領域で事業を展開しています。
ガスといえば風呂を沸かすとき、料理をするときなど、私たちの普段の生活には欠かせないものです。安定して快適な生活ができているのは東京ガス株式会社のような企業があってこそなのだと実感しました。