こんにちは。
本日はルネサスエレクトロニクス株式会社について、ご紹介させていただきます。
今月の初日にルネサスエレクトロニクスがアメリカの半導体メーカー、インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)を買収する方針を固め最終交渉に入ったことが分かりました。
買収額60億ドル(約6600億円)規模と予想されております。
IDTはIoTの中核技術である通信半導体の設計・開発に強みがあり、工場を持たないファブレス企業です。自社製造が中心のルネサスエレクトロニクスはIDTの技術を活用しIoT時代に必要な競争力を高めていくのが今回の買収の狙いだと思われます。
ルネサスエレクトロニクスは、世界トップクラスのシェアを誇るマイコンをはじめ、SoCやアナログ、パワー製品などを幅広くラインアップし、自動車や産業分野に向けて革新的な半導体ソリューションを提供している半導体メーカです。元は、NECエレクトロニクスと、三菱電機と日立製作所の半導体部門が統合したルネサンステクノロジが2010年に合併して設立されました。11年の起きた東日本大震災によって経営危機に落ちいりましたが、15年ごろから半導体の需要によって経営が回復し現在の位置を築いています。
昨今のスマホなどのデジタルデバイスの普及によってデジタルデータが飛躍的に増大し、それを記憶するために途方にもくれるほどの台数のサーバーが必要になっているのが現状です。そのため、半導体のシェアを握った企業が今後の経済に多大なる影響を及ぼすのではないかと思われます。私たちの目には、まず触れないものに経済が左右される時代もうすぐやってくるとなると戦々恐々とします。