こんにちは。
本日ご紹介させていただくのは株式会社LIXILグループです。
LIXILグループは約300の事業会社から成り立っています。住宅・ビル向けの建材や設備機器の製造・販売、ホームセンターや住宅フランチャイズの展開、その他住宅関連サービスなど住生活に関係する事業を幅広く展開しています。アルミサッシなど数多くのトップシェア商品を持ち、トイレに使われる衛生陶器やシステムバスも業界トップクラスです。
そのようなLIXILグループですが、2016年3月期の連結最終損益が200億円の赤字なりました。最終赤字は6年ぶりだそうです。その原因の1つは、国内の年金関連の費用増です。企業は将来支払う退職一時金や年金について、退職給付債務として現時点で用意しておかなければならない金額を認識しておく必要がありますが、LIXILグループは国内子会社の退職給付債務を見積もる割引率を引き下げ、年金関連費用が増大しました。
また、中国で水回り事業を行う子会社での不正会計が発覚した問題では90億円の損失を新たに計上し、国内でも新設住宅着工数の低迷により、減損損失が85億円に上りました。
ここまでネガティブなニュースを紹介してしまいましたが、最後に株式会社LIXILの強みを消費者目線から考えますと、一戸建て住宅の土台以外の設備はすべてLIXILでそろってしまうということです。1つの会社にすべてまかせられるというのは消費者からすると楽なことだと思います。また、デザインを家の中ですべてそろえたいというときにも良いと思います。リフォームするときなどが来たら、ぜひこのことを思い出してみてください。