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ガスもいろいろ

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以前炭酸水にハマっていた時期があったのですが、毎回ペットボトルを買うのも面倒だし、何かいい方法ないかな…と調べていた時に、ミドボンという物の存在を知りました。業務用の炭酸ガスボンベの通称で、緑色をしていることからこの通称が付いています。コスパが良く人気とのことですが、家にボンベか…と考えてしまい導入まではいきませんでした。

今回は、そんな炭酸ガスやさまざまなガス、その他関連機器を製造する「東邦アセチレン株式会社」をご紹介します。アセチレンは、燃焼時のエネルギーを利用して金属の溶接、溶断をする際に酸素とともに使用されるガスの一種で、東邦アセチレンの主要な製品の一つです。また、炭酸ガスにもいろいろな用途があり、最近では美容用炭酸ガスというものもあるそうです。抜け毛予防や育毛、頭皮のかゆみといったさまざまな問題を解決でき、美容業界で話題になっているそうです。東邦アセチレンでは、そんな美容用、食材用などの炭酸ガスを、厳しい検査を通して様々な業界に提供しています。

周りを見渡してみると、毎日使っているコンロや給湯器に使われるようなプロパンガスや都市ガス以外にも、私たちは様々なガスに囲まれて暮らしているということに気づかされます。当たり前のように便利なガスを使える社会に感謝しながら生活していきたいですね。

皆さん、「ばね」は好きですか?

私は小さい頃、よくボールペンを解体し、ばねを取り出して遊んでいました。押して離すとぴょんっと飛んでいくばねが面白く感じ、時間を忘れるほど熱中していました。

さて、今回紹介するのはボールペンなどのよく見かけるばねではなく、自動車に使用されるばねを開発、製造、販売を行っている中央発條株式会社です。こちらの会社は、自動車の足回りに使用されている「シャシばね」や自動車内部に組み込まれる様々な形をした「精密ばね」を始め、自動車全体に血管のように張り巡らされて力を伝えている「コントロールケーブル」を多くの自動車メーカーに届けている自動車ばねの大手メーカーです。最近では、コントロールケーブルを応用した非自動車部品である「キャブレックス」を製造し、自動車だけでなく建築用装置や福祉関係装置などにも製品の幅を広げています。

自動車用のばねは、耐久性・精密性など非常に厳格な品質が求められます。特に、車の足回りに使用されるシャシばねは、車の乗り心地や安定性などに影響します。シャシばねには、コイルスプリング、重ね板ばね、トーションバーがあり、上下方向のショックを和らげる働きをしますが、中央発條株式会社のコイルスプリングは、横力制御ばねというばね反力線とストラットの動きを一致させる制御法で、この制御によりスムーズなストロークを実現しているそうです。

ばねというと反発力が高いイメージがありましたが、中央発條株式会社が開発したコイルスプリングのように、衝撃を吸収させるためのばねもあり、ばねの汎用性の高さを感じます。ばねの可能性を生み出し続ける中央発條株式会社には注目ですね。

優しいRemedy

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皆さん、一時期ノーベル賞を取ったことで話題になったiPS細胞を覚えていますでしょうか。当時中学生だった私は、病気や怪我などで失われた機能を取り戻すことができるようになるとニュースで報道していたことを鮮明に覚えています。

さて、今回紹介するのはiPS細胞を使った世界初の心筋細胞シートを開発しているクオリプス株式会社です。こちらの会社は、前述したiPS細胞を使った心筋細胞シートを始め、様々な細胞製品の研究開発・製造を通じて医学・医療の発展に貢献しています。心筋細胞シートとは、心筋シート術に使用される自身の細胞を採取・培養した細胞シートです。このシートを心臓の表面に貼り付けることで、細胞からたくさんの生理活性物質が分泌される結果、新しい血管が生まれたり、心筋の繊維化を抑えたりすると考えられており、心機能の改善や心不全による症状の改善が見込まれています。また、自身の細胞が元となっているため、手術後の拒絶反応のリスクが低いそうです。

そんな心筋細胞シートですが、5月29日にヒトiPS細胞由来の心筋細胞シートを国立大学法人大阪大学の拡張型心疾患の医師主導治験に一例目として初めて提供されたそうです。拡張型心疾患症は、心臓の筋肉がとても薄くなり拡張して収縮力が低下する病気で、心臓移植以外に完治しないとされる難病であるため、期待が高まっています。

医療が発達して昔治らなかった病気が治る時代になってきました。少しでも長生きできるようにと汗水をたらし現代医療の進歩に貢献してくださった方々の思いを噛みしめて、自分の人生という大きなデザインを作り上げていきたいですね。

私の趣味の一つにプラモデル制作があります。最近のプラモデルは色分け技術が非常に高いですが、私が最初に組んだのはパーツをほぼ全て塗装する必要のある自動車のプラモデルでした。その際に、むしろ色を塗ってはいけない場所に対する措置としてマスキングテープを貼るという技術を学び、テープには物を貼り付ける以外の役割が存在することを知りました。プラモデル趣味のような個人レベルの用途では文房具メーカーが製造している粘着テープで事足りることも多いですが、一つの製品を製造するような段階で接着工程が必要な場合、粘着テープに対して物を貼り付ける以外の多くの付加価値を提供し続けている専門的な企業があります。

今回紹介する日東電工株式会社は、一般ユーザが日常的に利用し得るテープから、精密機械の製造などに用いられる粘着テープまで幅広い技術を持つ企業です。私たちが手に入れられる製品としては、養生テープやマスキングテープを製造しており、皆さんも見たことがあるかもしれません。目に見えない部分に関わってくる製品としては、半導体製造に使用される粘着テープや、電気・電子部品用に使用されるテープの製造及び技術開発も行っています。製造工程における異物除去用としてや、モータ等における耐熱絶縁目的として粘着テープが利用されているとのことです。また日東電工株式会社は多孔質フィルムやマスク用の不織布など、薄さを活かした製品を多数生み出しているようです。

実はもともと粘着テープのメーカーであること自体は知っていましたが、想像以上に見えない場所に利用されていた事実や、粘着テープに限らない技術の多様さに驚かされました。次にプラモデルの塗装をするような場合には是非とも日東電工のマスキングテープを使ってみようと思います。

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