電子パーツ

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株式会社エノモトは、1953年に設立され、山梨県上野原市に本社を置く精密部品メーカーです。 「高精度なものづくり」を核に、リードフレームやコネクタ用部品といった、私たちの生活に欠かせない電子デバイスの重要パーツを開発・製造しています。

エノモトの大きな強みは、金型の設計・製作から、プレス加工、めっき加工、そして樹脂成形までを自社で一貫して行う「一貫生産体制」にあります。 特に、スマートフォンや車載機器、PCなどに使われる極小かつ複雑な部品を、ミクロン単位の精度で安定して大量生産できる技術力は、世界中のお客様から高い信頼を得ています。

取り扱っている製品は多岐にわたり、半導体のパッケージに使われるリードフレームや、電子機器の接続を担う超精密コネクタ用部品などが主力です。 また、近年の自動車の電動化(EV化)や自動運転技術の発展に伴い、車載用の高付加価値部品の需要も高まっており、同社の精密加工技術はモビリティの進化も支えています。

さらに、国内だけでなくフィリピンや中国、ベトナムといった海外にも生産拠点を展開しており、グローバルな供給体制を整えている点も特徴です。 長年培ってきた「金型技術」と「プレス・めっきの複合技術」を武器に、変化の激しいエレクトロニクス業界において、黒子として世界の最先端技術を支え続けている、日本が誇る「技術集団」という言葉がぴったりの企業です。

キッチンは毎日立つ人もいれば、正直ほとんど使わない人もいる場所だと思います。なお、私は自炊をほぼしないのでほとんど使わない派です。それでも、内見の時には、なぜかキッチンだけはしっかり見てしまいます。使わないからこそ「使いやすそう」「掃除が楽そう」といった理想像が先に立つのかもしれません。

今回紹介するクリナップ株式会社は、そんなキッチン空間を長年にわたって支えてきた住宅設備メーカーです。特にシステムキッチンを主力とし、家庭用から集合住宅向けまで、暮らしの中心となる水まわり空間を幅広く手がけています。

湿気や汚れが多いキッチンでは、耐久性と清掃性が重要になりますが、同社は早くからステンレスキャビネットを標準化し、内部構造まで含めた長寿命設計を追求してきました。また、掃除のしやすさや収納の動線、作業中のストレスを減らす工夫など、日常の小さな不満を丁寧につぶしていく姿勢が製品に反映されています。

住宅の価値観が多様化する中で、キッチンは単なる調理設備から、暮らし方を映す空間へと変わりつつあります。これからも、キッチンのあり方を更新し続けていく企業なのではないかと思います。

世界の美津濃

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どんなスポーツをしていても見るブランドの一つにミズノがあります。私は高校生まで水泳をしていたのですが、キャップやレース用水着はミズノ製品を使っていました。ミズノは水泳に限らずどの分野でも品質の高いものを提供している印象があります。その品質の高さから海外選手でミズノ製品を使っている人もちらほら見かけます。今回はそんな美津濃株式会社について紹介します。

美津濃株式会社は1906年水野利八と弟の利三で水野兄弟商会として創業しました。水野利八は、アメリカで見た野球に感銘を受けて日本でも野球を広めようと、野球製品や運動用ウェアの製造を始めます。戦前からミズノは単に道具を作るだけでなく、スポーツ大会の主催やルールの普及にも尽力しました。例えば、関西学生連合野球大会を主催したり、高い場所から野球ボールを落としてバウンドの高さを測り野球ボールの規格を制定しました。その後、野球だけでなくゴルフ、スキー、陸上など他スポーツにも事業を展開します。戦後の高度経済成長期には、科学的なデータに基づいた製品開発を加速させます。特に1980年代には、現在もトップアスリートから支持される「ミズノプロ」シリーズや、独自の衝撃吸収素材を搭載したシューズなど、世界に通用する技術力を確立しました。

このように多くのスポーツ分野に進出してきた水野ですが、現在その事業はスポーツにとどまりません。過酷な作業現場で体を守るワークウェア、さらには高齢者の歩行をサポートするシューズなど、「運動生理学」の知見を活かした製品を展開しています。

野球に感動し、国産の野球製品を広めたいという創業や水野利八の思いから始まった美津濃ですが、今ではスポーツにとどまらず多くの分野で人々の生活を支えていることが分かりました。

石灰石

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皆さんは「石灰石」と聞いて何を思い浮かべますか?実は、私たちの身の回りにあるビルや道路、さらには鉄鋼などの製造に欠かせない、日本の産業を根底から支えている資源です。今回は、そんな資源開発のプロフェッショナル、日鉄鉱業株式会社についてご紹介します。

日鉄鉱業は1939年に設立された、東京都千代田区に本社を置く企業です。社名からも推察できるように、もともとは日本製鐵(現・日本製鉄)の原料部門が独立して誕生しました。最大の強みは、国内自給率100%を誇る石灰石を中心とした「資源事業」です。栃木県にある葛生鉱業所をはじめ、国内各地に大規模な鉱山を保有し、長年にわたり日本のものづくりに不可欠な資源を安定供給し続けています。

しかし、同社の事業は石灰石だけにとどまりません。鉱山開発で培った高度な技術を応用し、「機械・環境事業」や「不動産事業」など多角的に展開しています。例えば、トンネル工事などで発生する濁水をきれいにする水処理装置や、粉塵を防ぐための集塵機といった環境保全に貢献する機械の製造・販売も行っています。また、地熱発電をはじめとする再生可能エネルギーの開発にも積極的に取り組んでおり、資源の有効活用を通じて持続可能な社会づくりに貢献している点が非常に印象的です。

さらに、国内のみならず、チリでの銅鉱山開発をはじめとした海外事業も積極的に展開しており、グローバルな視点で資源確保に挑んでいます。

普段、私たちが直接「日鉄鉱業」という名前を意識する機会は少ないかもしれません。しかし、一歩街へ出れば、彼らが掘り出した石灰石から作られたコンクリートが建物を支え、その技術が環境を守っています。まさに、見えないところで社会の土台を築き上げている、技術力と信頼にあふれた「社会の縁の下の力持ち」と呼べる企業ですね。

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