皆さんは、日々届く段ボール箱がどうやって作られているか考えたことはありますか?

今回ご紹介するのは、石川県白山市に本社を置く株式会社 石川製作所です。大正10年(1921年)創業という、100年以上の歴史を持つ老舗の機械メーカーです。

石川製作所の大きな特徴は、私たちの生活を支える「専用機械」のスペシャリストである点です。 主力製品の一つが「紙工機械」。ネット通販などで欠かせない段ボールを作るための印刷機や製函機を手がけています。また、「繊維機械」の分野でも長い歴史があり、糸を巻き取る機械など、高度な精密技術を要するモノづくりを行っています。

さらに、この会社のユニークな側面が「防衛機器」の製造です。公式サイトでも独立した項目として紹介されており、長年培ってきた精密加工技術を活かして、日本の防衛の一翼を担う製品を提供しています。民生用の機械だけでなく、国家レベルの信頼性が求められる分野でも活躍している技術力の高さがうかがえます。

「4つの強み」として掲げられているのは、長年の歴史に裏打ちされた製品カスタマイズや専用設計の能力です。既製品を売るだけでなく、顧客の細かなニーズに合わせて「世界に一台」の機械を作り上げる姿勢は、まさに職人魂と先端技術の融合といえるでしょう。

普段、私たちが直接この会社のロゴを目にする機会は少ないかもしれません。しかし、段ボールという物流のインフラを支え、防衛という国の安全を支える。そんな「目に見えないけれど、なくてはならない」日本の屋台骨を支える企業、それが石川製作所なのです。

冬道の安心をつくる

| 小ネタ! |

私は雪に全く慣れていない地域で育ったので、冬の山道を走るときは必ずスタッドレスタイヤに履き替えろと言われてきました。実際、雪がうっすら積もっただけでも、ノーマルタイヤでは思うように止まれないことも多いようです。

今回は、そうした安全な走行を支えている横浜ゴム株式会社を紹介します。同社はタイヤ事業を中核に、乗用車用からトラック・バス用、さらには建設車両や産業車両向けまで幅広い製品を展開する総合タイヤメーカーです。また、ホースや接着剤などを扱うMB(マルチプル・ビジネス)事業も手がけ、ゴム・高分子技術を軸に多角的な展開を行っています。

特に乗用車用タイヤでは、スポーツ性能やSUV向け性能で高い評価を得ています。スタッドレスタイヤにおいては、氷上性能を高めるための独自コンパウンドを採用しています。コンパウンドとはタイヤのゴム配合のことで、低温でも柔らかさを保ち、路面の凹凸に密着する性質が求められます。目に見えないミクロの接地面を制御する技術が、制動距離の差となって表れるのだそうです。

電動車の普及や環境規制の強化が進む中で、低燃費性能や静粛性への要求も高まっています。そうした時代の変化に対応しながら、移動の質を高め続けてくれています。

雨の日に車を運転しているとき、濡れることなく目的地まで移動できる便利さを改めて実感することはありませんか?悪天候の中でも私たちが安心して運転できるのは、フロントガラスの雨を拭い、クリアな視界を確保してくれる「ワイパー」があるからです。今回は、この小さな部品で世界トップクラスのシェアを誇る、株式会社フコクについて紹介します。

株式会社フコクは1953年、ワイパーブレード用ラバーの生産からその歩みを始めました。その原点であるワイパーブレードラバーは、いまや世界シェアNo.1にまで登り詰め、文字通り「世界の視界」を支える存在となっています。

その後、ワイパー事業で培った高度なゴム成形技術や配合ノウハウを、自動車の振動を抑える防振ゴムやブレーキ部品、さらには建設機械の足回りパーツへと展開していきました。近年では、長年の研究で蓄積した超音波技術を応用し、医療機器や細胞培養といったライフサイエンス分野など、自動車の枠を超えた広い領域へと事業を広げています。

ワイパーラバーから始まり、技術力を武器に領域を拡大してきたフコクですが、すべての根底にあるのは創業以来の精神「Yes, We Do!」です。数多くの高シェア製品を生み出し続けている背景には、どんな困難な課題にも挑み続ける技術者たちの情熱があるのだと感じました。

月のマーク

| 小ネタ! |

毎日使う洗剤やシャンプーの裏側にある「月のマーク」、皆さんもお馴染みですよね。 今回は、1887年創業の日本を代表する日用品メーカー、花王株式会社についてです。

花王の歴史は1890年発売の「花王石鹸」から始まりました。当時は顔を洗えるほど高品質な石鹸が少なかったため、「顔(カオ)」を洗える石鹸として「花王」と名付けられたそうです。

現在では「アタック」や「ビオレ」といった家庭用製品だけでなく、油脂化学技術を活かした「ケミカル事業」も大きな柱となっています。実は、産業界を支える原料メーカーとしての顔も持っているんですね。

また、最近では「Kirei Lifestyle Plan」というESG戦略を掲げ、プラスチック削減や詰め替え文化の普及など、環境に配慮した製品づくりに非常に力を入れています。

単なるメーカーにとどまらず、科学の力で「清潔で豊かな暮らし」を次世代へ繋ごうとする姿勢は、まさに私たちの生活のパートナーと言える存在ですね。

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