単純な暗記勉強に対する方法の一つに語呂合わせがあります。歴史の「良い国作ろう鎌倉幕府(1192年)」や数学の「一夜一夜に人見頃(1.41421356≒√2)」などは非常に有名ではないでしょうか。もちろんそれだけに頼りすぎると本来の単語が何だったのか忘れてしまう可能性はありますが、とりあえず印象に残しておくにはとても有効な方法です。

そこで今回紹介するのは、株式会社イクヨです。主に自動車用樹脂部品の製造・加工・販売を行っています。「イクヨ」という会社名は創業年である1947年の上位3桁(194)からとっており、「行くよ」ではないのですが、移動に用いる自動車関連の製品を多く取り扱っているため、偶然にも両方の意味を持っているように見えます。自動車部品のメーカーはこの世に数多く存在しますが、株式会社イクヨはかなり目につきやすい部分のパーツを製造しています。フロントバンパーやフォグランプの枠、ドアトリム(ドア内側のガラスから下の樹脂パーツ)など、車のオーナーが直接触れる機会も多いです。他にもプラスチック・樹脂素材に関する技術開発も行っており、環境にやさしい金属調の塗装技術や、マフラーのパーツにメッキ加工を施せる耐熱ナイロン素材などを開発しています。目につきやすい自動車部品を扱っていることも相まって、株式会社イクヨは昨今の車の性能とデザインのバランスを大きく左右する立場にいるのです。

テレビの通販番組では、電話番号が語呂合わせになっていることがあります。たとえ商品そのものに興味は無くても、その電話番号のフレーズだけでCMが頭に残る、ということは珍しくないのではないでしょうか。これも一つの立派な広報戦略と言えます。企業による語呂合わせのなかでも、株式会社イクヨは偶然にも二つの意味に取れる社名を持ち、扱っている自動車部品を知ることでとても身近に感じることが出来ました。個人的には日本車のデザインが一番好きなので、これからも株式会社イクヨには格好良くて性能が良い日本の車を支え続けて欲しいです。

大人になってから避難訓練をする機会が減った気がします。皆さんは「避難訓練で印象に残った出来事」ってありますか?私はあります。小学生のころ、地震を想定した避難訓練で訓練用の地震速報が流れたのと同時に、本当に震度3の地震が来た…ということがありました。当時小学校4年生くらいでしたが、「地震はいつ来るか分からない」ということを身をもって知らされた出来事でした。大震災からそれほど時間が経っていなかったこともあり、校長先生のお話にもかなり熱が入っていたのが印象的でした。

今回は「TOA株式会社」をご紹介します。こちらの企業は大規模なビルや学校向けの放送システムや防犯カメラなどのセキュリティシステムの開発を行っています。先ほど少し述べた校長先生のお話で使われることもある拡声器(電気メガホン)を世界で初めて開発した企業でもあります。中でもビルなどの大規模建築物に設置される非常用放送設備は年々進化を続けています。例えば火災が発生したときには、従来の機器では火災が発生した情報に加えて、避難経路などのメッセージをエリアごとで流せるようにするなど、落ち着いた避難行動へつなげられるようにするための工夫がなされています。

最近また地震が増えてきたこともあって災害への備えを見直したという方も多いのではないでしょうか。いつ来るか分からない災害への意識を高めるために、家にあるものだけでなく職場にある防災用の設備に目を向けることも重要だなと思いました。

私は親がエンジニアですが、小さいころはそのような家庭ならでは(?)の遊びをしていました。それがテスターを使った遊びです。テスターで家にある乾電池の電圧や、様々な物の抵抗を測定していました。出力された結果が何を意味するかは殆ど分かっていませんでしたが、実際に工学の道に進み始めた際に、「あ、家で見たことあるやつだ!」とスムーズに扱うことが出来ました。子供の知的好奇心を刺激するために、一家に一台テスターを置いておくのはおすすめかもしれません。

そんなことはさておき、今回紹介する企業は日置電機株式会社です。テスターはじめとした、電気に関する様々な計測機器、及びその周辺機器を開発・販売しています。オシロスコープレベルであれば私も触ったことがありますが、オシロスコープを内蔵してさらに多機能になったLCRメータや、より大規模な試験のための耐電圧試験機など、教育用の機器とは段違いの性能を誇る計測機器を扱っているのです。しかしこのような高性能な機器はどうしても導入コストが高くなりがちですが、日置電機株式会社は計測機器のレンタルにも対応しています。様々なレンタル会社を通じてこの高性能な計測機器を扱えるのは、コスト的には非常に有難いのではないでしょうか。

元々こういった計測機器は好きなので今でも触ってみたいですが、今や電気系・特に強電からは離れた職業についてしまいました(それ自体は全く後悔していませんが)。しかしそれなりに幅広く工学に触れてきたおかげで、情報系以外の分野の凄さが少しでも理解できるのはとても幸運なことだったと考えています。皆さんもエンジニアの視点を持つために、ぜひ一家に一台はテスターを置き、そのテスターには日置電機株式会社の製品を検討してみてはいかがでしょうか。

進化する録音

| 小ネタ! |

夏です。コロナ禍が嘘だったかのように音楽フェスも普通に開催されるようになりましたね。街中で音楽イベントなどが開かれているところを見かけると高校生の頃に文化祭などのイベントでPA(楽器、スピーカなどの音響を調整する人)を担当していたことがあった影響で、(触るわけでもないのに)機材をチェックしがちです。

今回はそんな音楽業界から「株式会社ズーム」をご紹介します。こちらの会社ではハンディレコーダーの製造を中心に、エレキギターやベースに用いられるエフェクター、オーディオインターフェースなどの音楽用電子機器の製造、販売を行っています。レコーダーと聞くと細長いICレコーダーを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし最新のオーディオレコーダーはICレコーダーのような1方向だけの録音だけでなく、360度全方位の音を録音できるモデルも発売されています。YouTubeなどでも最近目にすることが増えてきた、VRビデオのような映像を撮影する際の録音に適しているそうです。音の立体感、臨場感がすごそうでとても気になります。このレコーダーのような高い技術が評価され、売上高における海外比率は90%以上。映像クリエイターやミュージシャンなど、全世界のクリエイターから支持を集めています。

コロナ禍でYouTubeブームが来た時にトレンドに乗って自分も何かやってみようかな?と一瞬思ったのですが、そもそも撮りたいものが無いし大学が忙しいしで結局何もしませんでした。これから動画投稿を考えている方、ズームのマイクも是非チェックしてみてください。

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