こんにちは。
まさに「猛暑」という感じですが、いかがお過ごしですか?
さてこんなに暑いと気になるのが汗のにおいなど。
市販の制汗スプレーやシートなどで対策している方もいるかと思いますが、
今日は「匂いをなくす」のではなく、
「ある匂いに新しい香りを加えていい香りに変えてしまう」
というミラクルな繊維を開発した会社をご紹介します。
それは、株式会社シキボウ。
紡績糸、加工糸、 織物生地・製品、ニット生地・製品など、
広く繊維製品を扱う会社です。
今月初め、シキボウと山本香料(非上場)と共同で、糞(ふん)便臭を
良い香りに変える消臭加工繊維「デオマジック」を開発し、
来年春にも発売すると発表しました。
悪臭を別の香りで覆う従来手法ではなく、悪臭を香料に混ぜ合わせ、
さらに良い香りに変化させる発想から生まれた新繊維で、
高齢者のおむつカバー用繊維などとして売り込むということです。
すっごく新しい発想のように思いますが、香水をつくるときには
わざと糞便臭なども悪臭をほんのわずか加え、香りをひきたてる、
という方法が昔から使われているのだそうです。
例えば、ジャスミンには、その香りを際立たせるためわずかですが、
糞便のにおいが混じっているという事実もあります。
現段階では「オムツカバー用繊維」ということですが、
これからいろんなところに応用できそうな技術で、期待が持てますね。