こんにちは。
なんだかのんびりとした昼下がりで、眠くなってしまいそうです。

今日はちょっとほのぼのしたお話でも。

私には5歳の息子が2人いるのですが、彼らが1歳のころからずっと
変わらず好きな絵本があります。
それは、『はたらく車図鑑』。

トラック、ショベルカー、クレーン車、ゴミ収集車、ダンプカー……
私が興味のかけらもいだけないこれらのクルマに、彼らは
なぜか魅せられ、このカタログのような図鑑を、1歳のころから
今に至るまで何十回と読まされているのです。
これは、たいていの男の子とそのお母さんに共通しているよう。

今日はその中のひとつ、クレーン車についてです。

クレーンと言えば、建設現場などでよく見かける、重い荷物を
吊り上げる機械。
特に種類も何も、と思っていましたが、いろいろと種類があり、
それぞれ特徴があるようです。

クレーン車の最大手、株式会社タダノでは下記のような、
様々な特徴を持つクレーン車を作っています。

オールテレーンクレーン:あらゆる路面に適応したクレーン、
つまり舗装道路から不整地までオールマイティに走行できる。
大きなクレーン能力を持ちながら小回り性に優れているので
狭い現場で大きい吊上げ能力を必要とする作業に使用される。

ラフテレーンクレーン: ひとつの運転席で
走行とクレーン操作が行える自走式クレーン。
不整地や比較的軟弱な地盤でも走行ができるほか、
狭隘地での機動性にも優れている。

トラッククレーン:普通トラックの荷台を取り外した
キャリア上にクレーンを架装したもの。
走行用とクレーン用の運転室が個別に設けられている。
トラック同様迅速に作業現場まで自走することができる。

カーゴクレーン:積載型トラッククレーン。
トラックのキャブの後ろなどに小型のクレーンを架装したもので、
吊り荷作業や貨物積載、運搬作業が、一台で行うことができる。

ひとことでクレーン車と言っても、いろいろな種類があるんですねぇ。
『はたらく車図鑑』を手にしなかったら知らなかったことばかり。

ちなみにクレーン車を作っているのはタダノの他に、古河ユニック
(古河機械金属株式会社の子会社)などがありますが、
クルマの部分は三菱ふそうやいすゞなどのものがベースになっています。

おまけでもうひとつ小ネタ。
クレーンの名前の由来は、形状が鶴 (crane) に似ているという説と、
「吊る→つる→鶴」に由来するという説があるのですが、「クレーン」という
名前は日本語固有の表現ではないため、後者は間違いなんだそうです。
これ、考えた人、すごいですよねー。
いつか、何気ない顔で「知ってる?クレーン車ってね。。。」と語って
みようかと思います。

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