重い荷物を持っている時に、「このドアが自動ドアだったら楽なのに」と思ったことはありませんか?今回は自動ドア分野のパイオニア的存在である企業を紹介します。
今回紹介するのはオプテックス株式会社です。オプテックス株式会社はセンシング技術を応用し、防犯センサー、自動ドアセンサー、車両検知センサー、水環境センサーなど様々な分野に事業展開している、滋賀県に本社を置く会社です。自動ドアの歴史をさかのぼってみると、紀元前のエジプトで蒸気を使って自動開閉するドアが存在しており、人間は扉の開閉に日々工夫を凝らしてきたということが分かります。そんな日々進化する自動ドアですが1980年以前は、モノの重みや足踏みに反応するタイプの自動ドアが主流でした。しかし、1980年にオプテックス株式会社が遠赤外線を用いた自動ドアを初めて開発することに成功します。その功績が讃えられ、2020年には経済産業省が認定する「新グローバルニッチトップ企業100」に認定されています。そして現在、世界の自動ドアの30%(日本では55%)のシェアを持っており、自動ドア分野をひっぱる存在です。
これまで様々な工夫が施され、進化してきた自動ドアですが、これからどんな進化があるのか楽しみになりました。