小さいころ、道端で作業着を着て三脚でカメラのようなものを操作している人を見て何をしているのか不思議に思っていました。小学校高学年ごろにそれが測量であると知りましたが、恐らく社会の授業で伊能忠敬を習ったのがきっかけの一つだったと思います。江戸時代の日本地図はかなり正確にできており、技術進歩により現代の測量技術はさらに精密さを増している一方で、その測量データがどのように集約されているかは知らない人も多いのではないでしょうか。

アイサンテクノロジー株式会社は、測量によって得られたデータの共有システムや、測量データを基にした図面作成向けのCADソフトなどを開発している企業です。例えばCADソフトでは、得られた点群データを効率よく描画し、スピーディーな図面作成を可能としています。(この企業を調べる時に測量データが点で得られることを初めて知りました)。またソフトウェアだけでなく屋外作業用端末の開発も行っています。

今回の調査で、最初の測定作業と最終的に完成するデータは知っているものの、その中間を全く知らない測量について調べる良い機会となりました。GPSなどの精度は上がっているとはいえ、細かい部分の測量はやはり人に頼らざるを得ない部分が大きいと思いますが、アイサンテクノロジー株式会社があれば今後も測量士の方々が良い環境で働くことが出来るでしょう。

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