16歳の頃から高専~大学院と工学系に関わり続けていると、ロボット系の行事や研究は常に人気があり、勢いがあることを実感します。高専ロボコンは学校の中でも特に大きなイベントの一つですし、大学でも人とのコミュニケーションを重視したロボットの研究室は、私のいた学科の目玉でもありました。今でこそコンピュータ寄りの人間になりましたが、工学系に入ったきっかけの一つはロボットです。

今回紹介する川田テクノロジーズ株式会社は土木から建築ソフトウェアまで様々な事業を取り扱っていますが、その中の一つにロボット事業があります。NEXTAGEと名のついたロボットは、製造現場用途向けでありながら、人間と同じく顔や二本の腕をもっています。これは人と共存して働くことを念頭に置いて開発されたためで、一つの動きに特化させるのではなく様々な作業に対して柔軟に働くことが出来ます。このNEXTAGEはロボット製品としては主力となっており、2018年から現在まで4種類がリリースされています。展示会など外部露出も多いようなので、もしかしたらどこかの施設で見られるかもしれません。

人とのコミュニケーション又は機械的な作業、そのどちらかに特化したロボットはよく見られ、実際に開発もしやすいのでしょう。しかしその両方を合わせることで、人が楽しく働くためのロボットという新しい分野を拓いてくれるのが川田テクノロジーズです。最近はファミレスでもロボットを見ますが、私の職場でもロボットが働き始める日がくるのでしょうか。楽しく働くことができそうです。

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