学生の頃機械系の勉強をしており、いまでも工作機械が好きです。製造する目的に合わせて様々な工作機械が存在し、大きさを求めた場合、精度を求めた場合など様々な状況に対して変化してきた工作機械は見ると意外と面白いものです。
個人的に生産速度を求めた機械がおすすめです。車のドア等を金属板から力で任意の形に押し、成形するプレス加工をする機械などは生産速度が速いもので有名かもしれません。とにかく大きな力が必要なのでその分サイズも大きくなり迫力があり、実際の現場で見ると思ったよりしびれます。他には射出成型という金型に材料を流し込み成形する物もあります。ペットボトルの製造がそうなのですが、少し複雑な形でもどんどん製造できるところに気持ちよさとすごさを感じます。
今回はそのペットボトルの成形用の機械などを製造している株式会社加地テックを紹介します。加地テックの主力はガス圧縮機です。ペットボトルの製造などでは材料、空気等を圧縮させて高圧で噴き出す工程が必要になるのですが、その圧力を高める際に圧縮機が使用されます。圧力を高めるには大きなエネルギーが必要になるので、機械全体が大きくなる傾向があります。その分設計の技術や、加工が複雑になるのですが、そこに対してオーダーメイド出来る技術を有しているのが加地テックです。
圧縮機は比較的いろいろな現場で使用されることが多く、ガソリンスタンドやプラント、など需要があります。すでにガス圧縮機のシェアは国内トップクラスで事業も安定し続けるのではないでしょうか。