働かせたくて震える?

| 小ネタ! |

近頃自分のプライベートPCの動作がなんだかもっさりしている気がしていて、以前よりも作業のストレスを感じるようになっています。確かに組んで5年は経過しているし、そろそろスペックアップに踏み切らないといけないのかもしれません。

パソコンのスペックを考える際に見るべき点は多々ありますが、その中でも注目される項目の一つがCPU(中央演算処理装置)です。でもCPUのスペックってどの部分を見れば良いのでしょうか。メーカのサイトを見る限り大きく影響してきそうなのが、クロック周波数とコア数です。この場合後者の方が説明が付きやすいですね。コア数が多い方が同時に複数のタスクを処理できるわけなので、例えるなら4人の職場と16人の職場だとどちらの方が多くの案件をこなせるか考えればいいわけです。となればクロック周波数とは一体何なのでしょうか。これはCPUがどうやって働いているのか考える必要があります。

CPUの処理は電気のオンオフによって行われています。そしてそのオンオフのテンポやタイミングを決めているのがクロック周波数になります。例えばクロック周波数が 6Hz の場合、CPUは一秒間に6回のオンオフを実行できます。これが 12Hz になれば12回、100Hz になれば100回できるわけです。したがってクロック周波数が高ければ高いほど、CPUが一秒間にできる仕事が増え、結果として全体の処理の早さを上げることができるというわけです。

話を本題に移しまして、今回紹介するのはリバーエレテック株式会社です。こちらの会社の主力製品は水晶振動子。もちろん前述のクロック周波数と大いに関係しております。水晶振動子の役目は文字通り振動すること、つまり水晶の結晶に一定の電圧を加えることで特定の周波数に振動させることができ、またこの原理によってCPUのクロック周波数は定義されております。リバーエレテック株式会社の水晶振動子の一番の特徴はその小ささ。独自技術である「電子ビーム封止工法」により極小サイズでかつ高性能な水晶振動子の生産を非常に早い速度で行うことが可能だそうです。これらの部品は、パソコンやスマートフォン、カメラやカーナビといった電子機器に用いられており、半導体が「産業の米」と呼ばれているのに対して「産業の塩」と呼ばれているそうです。

極小さなパーツでありながらも高性能な電子機器を支えるペースメーカーとして、水晶振動子は私たちの生活になくてはならない存在なのです。

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