最近、生成系AIの進歩が本当に目覚ましいです。
非常にクオリティの高い画像を生成してくれるStable Diffusionや自然な会話が出来るChatGPTなど、人間でしかできないと言われることが多かったクリエイティブな分野にも、この半年ほどで一気に進出してきた印象があります。私もChatGPTを試してみましたが、質問に対して自然かつ理路整然とした文章が一瞬で返ってきて驚きました。生身の人間が書いた文章と、ChatGPTの書いた文章を見分けられる自身が全くありません。
これだけ凄いチャットBOTを誰でも簡単に使えるようになったわけですから、これまでチャットBOTを提供してきた企業には大きな影響が出るはずです。上手く時代の流れに乗った企業は大躍進するでしょうし、流れに乗り切れなかった企業はChatGPTに仕事を奪われてしまいます。
ビッグデータ・AI分野で存在感を放つ株式会社ユーザーローカルもChatGPTの影響を受ける企業の一つです。ユーザーローカルは2023年の1月19日に、同社が提供しているチャットボット「サポートチャットボット」をChatGPTの提供元であるOpenAIの対話AIアルゴリズムと連携させたことを発表しました。それによってチャットボットのQ&A執筆にかかる期間が半分以下に短縮されたそうです。
2022年11月末のChatGPTの発表以来下がり調子だった同社の株価も、上記の発表後の2月には再び上がっています。
今は流動的で変化しなければ生き残れない時代という話はよく耳にしますが、それだけ大きなチャンスもたくさん眠っていそうです。社会の動きにアンテナを張って、変化を追い風に出来るように上手く立ち回っていきたいですね。