睡眠を攻める

| 小ネタ! |

毎日ちゃんと眠れていますか。
仕事に趣味に忙しくなってくると睡眠時間を削るという選択をしてしまいがちですが、夜通し作業してもそれほど進まなかったり、翌日のパフォーマンスがガクッと落ちてしまったり… 結局、睡眠時間を削って捻出した以上の時間が無駄になったと感じることも多いのではないでしょうか。6時間睡眠を数日続けるだけで徹夜後や酩酊状態と同程度の認知機能になるという研究もあるそうで、多くの人は長い間「普通」の状態を経験していないかもしれません。

日本人は世界的に見ても特に睡眠時間が少ないそうです。寝ずに頑張ることが正しいという価値観が強いのか人種的な問題なのか、その理由は単純ではないと思いますが、少なくとも睡眠の優先順位を上げる意識を持つことは必要なのではないかなと思っています。

近年、このような睡眠に対する意識の高まりをサポートする「スリープテック」という言葉を聞くようになりました。スリープテックとは「sleep(睡眠)」と「tech(テクノロジー)」を掛け合わせた言葉で、センサーによる情報収集やそのフィードバックによって睡眠を改善していくことを目指した機器やサービスのことを指します。睡眠に対するテクノロジーの適用はもともと医療や介護の分野で行われてきましたが、スマホ等のセンサー機器の普及に伴い、一般向けにも広まりを見せています。

1947年創業のパラマウントベッド株式会社もその流れを作っている企業の一つです。同社は日本で初めて医療用の電動ベッドを製品化しました。ベッドが動くことで床ずれを防止したり、呼吸器系の疾患の患者が入眠しやすいような角度に背もたれを調整したりできるというものです。

2019年からはその技術を「Active Sleep」シリーズとして一般向けにも展開しています。Active Sleepのベッドは、入眠時、熟睡時、起床時等の睡眠の状態の検知し、それぞれのフェーズに合った形へと自動で変形してくれます。どんな寝心地なんでしょう。気になります。

他にもスリープテックの市場は日々進化と拡大を続けています。うまく活用して毎日元気に過ごしたいものですね。

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