みなさまこんにちは

残暑も和らいだと思ったのも束の間、今年少なかった台風が8月終わりから九月上旬にかけて大量発生して日本列島に接近してきています。台風が南の温かい風を連れてきたせいか、最近は蒸し暑い日が続いております。予報では今年の冬はラニーニャ現象がみられることから寒い冬になるそうですよ。

私は運動するなら夏よりも秋や冬が良いですが、気温が低いときに気を付けなければならないのが心疾患です。冬場の運動や入浴は心疾患のリスクが高くなるといわれています。

脳血管障害と心疾患は現代の主要な死因の一つですが、これらの病気から命を救うのに欠かせないものは何だかご存知でしょうか?

それは心電図計や除細動器などの「医療エレクトロニクス」です。

医療の発展は医療機器の発展といっても過言ではありません。生体情報をモニタリングする医療機器は現代医療においては欠かせないものとなっています。

そんな医療エレクトロニクス分野で高いシェアをもつ会社が日本光電工業株式会社です。

日本光電工業株式会社は1951年に文京区で脳波計の開発からスタートしました。そんな歴史もあってか、2005年の脳波計のシェアはなんと90.9%と驚異的なシェアを持っています。
もともと脳波計の開発から始めたため、生体情報をモニタリングする医療機器の開発が得意です。
そのため、脳波計以外にも、心電図、筋電図、パルスオキシメーター、除細動器(AED)などの医療機器の開発も行っており、これらの機器も日本のみならず、世界においても高い競争力をもっています。

日本光電工業株式会社のAEDは2007年の東京マラソンにも提供されていました。

日本光電工業株式会社は高い研究開発力も持っています。
血中酸素飽和度を測定する機器であるパルスオキシメーターの原理を開発したのも日本光電工業株式会社の青柳卓雄氏*です。
パルスオキシメーターは血液中の酸素濃度を血液を採取することなく測定できる画期的な装置です。
血中の酸素が少なくなると命に関わるので、パルスオキシメーターは医療において欠かせない医療機器となっています。

 

*青柳卓雄氏は2020年4月18日に老衰のため死去されました。ご冥福をお祈り申し上げます。

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