こんにちは。

今日はタイトルにある通りの記事を見ました。中国で発生した新型コロナウィルスの感染拡大が広がる中、患者からの検体採取や治療経過の分析によって、不明点が多かったウィルスの実態が少しずつ分かってきたようです。国内で治療を行った3名の治療結果を日本感染症学会が公表し、1名が軽度の呼吸困難になるも、エイズウィルス薬の投与によって回復、他2名は微熱とせきが続いたものの比較的すぐ回復したそうです。肺炎とはいうものの、主な初期症状としては熱やせき、息切れなどで、風邪やインフルエンザと症状が似ています。初期症状から悪化せず回復する人もいる一方で、肺炎が悪化し脂肪するケースもあることから、どういった要因で重症化するのか、調べていく必要があります。

エイズウィルス薬の投与によって回復した例を挙げましたが、これは全員に有効な治療法というわけではなく、現在国内ではウィルスが体から自然に排除されるのを待つ対症療法が行われています。一方海外では、ウィルス自体をたたく抗ウィルス薬の積極的な使用が進んでおり、インフルエンザ治療薬やHIV治療薬が実際に投与されています。国内ではこういったスピーディな対応には消極的です。神奈川県では、県内に入院している肺炎患者に対し、富士フィルムが開発したアビガンという抗インフルエンザ薬を投与する承認を国に求めています。中国国内で同様の成分を持つ医薬品の効果があったという事例があることからこうした動きが出ているようです。

中国国内ではすでに富士フィルムのアビガンと同成分の医薬品の製造が始まっているようです。やはり最も緊迫している地域ですし、政府もかなり積極的に動いているのが伝わってきます。一方で国内では、あくまで慎重な手段での対応、といった感じです。患者の対応に対するアプローチの部分に国民性的なものが現れているような気がします。

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