こんにちは。

先日大学時代の同期と話していて、当時は毎日のように口にしていた専門用語がすぐに出てこない場面がありました。社会人になってから生きる業界を変えたこともあり、記憶が薄れているなぁと感じます。せっかくお金をかけて学んだ知識なので、たまに思い出す機会をつくって忘れないようにしようと思います。当時フォローしていた製薬会社の製品候補を久しぶりに見てみると、大きな進捗があったもの、途中で開発を断念したものなど、様々な変化が起きていました。一般に、創薬ビジネスは多額の投資によって確率の低い成功を狙う、ギャンブルのようなイメージがついてしまっていますが、最近では自社独自の技術によって、好調に新製品を生み出している企業も存在します。

本日は自社の独自技術で新薬を開発している「協和キリン(旧社名:協和発酵キリン)」についてご紹介いたします。キリンという名前がついていることでピンときた方もいるかもしれません。同社はビールで有名なキリンホールディングスの子会社で、ビール醸造で培った発酵技術を創薬に応用してビジネスを展開している企業です。こういった薬以外の技術を生かして創薬ビジネスを展開している企業は多く、ほかには写真用フィルムで有名な富士フィルムは、フィルムの感光材で培ったナノ粒子化技術を応用して化粧品や医薬品の開発を行っています。こうした「自社の得意技の応用」というモデル、調べると成功例ばかり目立ってしまってそんなうまくいかないだろう、と感じてしまいますが、、こういったモデルから「自分の得意分野を今の仕事にどう活かすか」という考えに活かしたいですね。

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