こんにちは。今日は天気が微妙ですね~

さて、以前のブログで、
「意外と上場している保険会社は少ない」とありました。
今日はこの理由に少しだけ触れてみたいと思います。

そもそも保険というのは、病気や事故などがあった時に、地域の人たちで
少しずつお金を出し合い、困っている人を助ける、という相互扶助の精神から
始まったもので、地域によるものから、組織によるものに変わっていった
という経緯があります。
ですので、基本的には保険会社のスポンサーは、保険加入者自身であり、
保険加入者のことを『社員』と呼んでいました。
このような組織のことを『相互会社』と言います。

相互会社は上場することができません。
したがって、保険会社、中でも生命保険会社は上場していない会社が
多いのです。
もともと、出資者がいるわけですから、株式公開してお金を集めなくても
よかった、ということでもあるのです。

でも、例えば、日本の人口が減って、思うように保険料が集められなく
なってしまった場合、会社としては海外に進出していく必要が
あるかもしれません。
そうなったら、そのための出資が必要になります。
でも、相互扶助の仕組みからすれば、日本の保険契約者から集めた
お金の余剰分は、本来は出資者に還元するべきで、
海外向けへの投資に使うのは違うんじゃないか、という意見が出てきます。

そのような流れからか、最近は第一生命も株式会社化、
そして上場をしましたよね。

生命保険会社の株式会社化第1号は、実は大同生命。
今まで『社員』であった保険加入者に株式を割り当て(1株に満たない分
については現金を支払い)、2002年4月、株式会社化、上場を果たしたのです。
その後、太陽生命も株式会社化し、大同生命との共同持ち株会社である
T&Dホールディングスが誕生しました。

保険会社の株式会社化は、一連の保険金不払い問題が起きたことを
きっかけに透明度の高い経営が求められていることからどちらかといえば
歓迎されている一方、景気に経営が左右されてしまうとか、
利益至上主義になってしまうのでは、という懸念もあり、
また、多額のコストや手間がかかってしまうので、
ニッセイ、明治安田などはしばらくは状況を見守るよう。

保険業界も、今後さらに再編が進んでいくのかもしれないですね。

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