しばらく九州の上場企業を取り上げておりましたが、本日は東京に面白い企業を見つけたので、一旦南から北上するのを取りやめそちらを取り上げたいと思います。
ということで本日取り上げるのは松田産業株式会社です。
松田産業株式会社は電子部品かのスクラップから貴金属を回収し電子材料等に作り変えて販売するリサイクルソリューションを提供しています。
本日のタイトルとした「都市鉱山 (英語:urban mining)」とは、携帯電話・PC・家電製品等に含まれる貴金属、レアメタルの廃棄物=スクラップを発掘可能な一つの「鉱山」とみなそうとする概念で、1980年代、東北大学の南條教授らが提唱しました。
日本は資源のない国、といわれてきましたが、この都市鉱山という概念を取り入れると、日本国内には世界有数の資源国に匹敵する規模の埋蔵量がある、と言われています。
例えば日本の都市鉱山に含まれている金は、世界の現有埋蔵量の16%だそうです。そんなにあるの!!?と驚きを隠せません。
一つの製品に少量のレアメタルが多種類存在することで選別に手間がかかり採算を取ることが難しいことが課題のようですが、松田産業は資源リサイクル分野のパイオニアとして海外にも拡大を続けています。
2020年には東京オリンピックが開催されます。そのメダルを都市鉱山からつくろう、という「みんなのメダルプロジェクト」が公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(長い、、)により行われています。
このプロジェクトを通じて金銀銅合わせて約5000個のメダルを制作する予定とのこと。実現するのか注目です。