本日は株式会社小島鐵工所をご紹介します。
小島鐵工所の創業は1809年で、今年で206年目を迎えます。
私が今まで紹介してきた企業の中で一番歴史の長い企業です。
調べた時は何か計算が間違っているのではないかと思いました。
ちなみに1800年代の日本の出来事で有名なものとしては、
1802年 : 十返舎一九が大ヒット。
1821年 : 伊能忠敬が日本地図を完成させる。
などがあります。
かの有名な黒船が訪れるのは小島鐵工所創業から44年後の
1853年で、(小島鐵工所の歴史から見れば)ちょっと先の話になります。
完全に歴史の一部ですね…
さて話は戻って小島鐵工所ですが、
株式会社化するのは今から79年前の1936年と(小島鐵工所の歴史から見れば)割と最近の出来事です。
小島鐵工所は油圧プレス機の製造販売を行っています。
油圧プレス機とは主に金属などを金型で加工する際に用いられる機械だそうです。
車の工場などで見る、型にはめてぺしゃんこにする機械のイメージでしょうか。
プレス機には油圧式と機械式が存在するそうです。
機械式は主にモーター駆動で動くそうです。
対して油圧式は油の圧力を利用して動作させるそうです。クレーン車やフォークリフトなども油圧式だそうです。
油の入った密閉容器に対して、一面から圧力を加えると他の面に均等に力がかかるという増圧の原理によって成り立っているそうです。
と、口頭で説明してもすごくわかりづらいのですが、図を見て頂ければ理科で習ったような気がしてきます。
参考 http://www.blackhawk.co.jp/pdfs/HAYDRAULIC_TEXT-25P.pdf
ともかく、油に圧力をかけ、それを増圧させて動作させているそうです。
企業の話から増圧の原理と歴史に触れられるとは思ってみませんでした。
企業を取り巻く環境に触れるのも発見があって面白いですね。