水、探査、地図

| 小ネタ! |

こんにちは。

 本日のニュースで3Dの地図を用いて地下水などの資源の地図
場所を特定できる時代が来るかもしれない、という記事が
ありました。これはNTTデータや日立ソリューソンズなどが
提供する3Dの高精細な地図を利用するというもので、地図の価格は
航空写真の3分の1、完成までの期間も4分の1程度に
抑えられるという優れものです。
実際にJICA(国際協力機構)がアフリカのタンザニアで
3Dデータを用いて効率的に地下水の湧き出る場所を
見つけることに成功したという事例もあります。

◉高い精度
 これまでの衛星画像をもとにした地図は、精度が
30〜90メートル間隔なので地形の詳細までは
読み取ることができなかったのですが、NTTデータの
提供する地図は建物の状態まで確認することが
できるほど精度の高いものとなっているようです。

◉包括的に利用
 地形の把握が可能というのは筆者が想像するよりも
無限の可能性を秘めているようで、無線通信の際の
樹木の電波に対する影響度合いの調査や空路の設計など
にも活かすことができるそうです。
 お値段は25平方キロメートルにつき33万7500円
からとなっています。25キロ平方メートルというのは
大体品川区全体と同じくらいです。自分の住んでいる区の
詳細な地図を欲しいかどうかは別として、高精細な
3D地図は意外にも手の届く価格でした。

 日本の技術力、という誇りが廃れてきているという
声が多く聞こえてくるようになった昨今でしたが、
まだまだ世界規模で戦える技術、製品を生み出し
続けているというニュースを知って少し誇らしくなったのでした。

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