昨日、楽天株式会社が公募増資を行うことが発表されました。
金額は約1800億円で、このお金は設備投資に充てられるそうです。
ニュースでたまに見かける公募増資ですが、なんとなく認識していてはっきりとした意味を知らない、
という方も多いのではないでしょうか。
ということで、本日は上場企業を取り上げるブログとして株式に関連した用語について、「ざっくりと」紹介したいと思います。
今回は「公募増資」についてご紹介します。
ざっくりと説明すると、公募増資とは「株を新しく発行するからみんな買ってね!」ということです。
企業は新しく発行する株を買ってくれる人を「募集」します。募集対象は不特定なので「公募」なのです。
つまりニュースになっている「楽天が約1800億円の公募増資」という見出しは、
「楽天が約1800億円分の株式を新しく発行するので買ってくれる人を募集しています。」と言い換えることができます。
公募増資を行うための特別決議についてや、公募増資が与える株価への影響等も紹介したいのですが、
そこまで書いてしまうとちょっとした勉強になってしまうので割愛します。
また公募増資のほかに、ニュースで見かける増資に第三者割当増資などがあります。
これについても一緒に紹介しようかと思いましたが、
今回のように実際に行う企業があった方がイメージしやすいと思うので、
実際に行う企業が現れたときに取り上げたいと思います。
楽天は今回の公募増資で得た資金を設備投資、もう少し具体的に言うとソフトウエアの開発などに充てるそうです。
この設備投資が効果的なものになるのかどうか。今後の楽天の行方に注目ですね。