日本の野菜工場

| 小ネタ! |

 こんにちは。
野菜工場
 社会人になったことで、食生活のバランスに今まで以上に
気を配らねばならないと考える機会が増えています。どうし
ても忙しい時は外食中心になってしまいがちですよね。
 
 FAO(国連食糧農業機関)の世界の食料に関する統計データ
ベースによると、日本は世界で8番目に野菜の供給量が多い
国だそうです。
農林水産省の発表によると、2012年時点では
1人につき年間93kg消費されています。1日あたりの消費
量に換算すると約254gになります。
厚生労働省の発表では、健康を維持するために必要な野菜の摂取目標量は350g以上であるため、
現代の人々は野菜の摂取量が全体的に足りていないということがわかりますね。

 世界の食料品の高騰などもこれから十分起こりうる問題であるため、
野菜の値段がそれにより上昇すれば、野菜の消費量は今よりもさらに減少してしまうでしょう。

 そんな食糧難を回避すべく、様々な企業が野菜工場の建設に向けて投資をしています。
野菜工場というのは、その名の通り施設内の完全に管理された環境下で野菜を栽培し、
安定的に野菜を供給することを可能にする施設のことです。虫や天候に左右されないため
大きなメリットがあるとされ、最近注目されています。
工場で生産されるため、一見野菜栽培とは縁のなさそうな大成建設岩崎電気などの企業が
野菜工場の開発に参入しています。

 大成建設はかの有名な東京証券取引所のビルや渋谷ヒカリエ、池袋サンシャインシティビルを
手がけている大手ゼネコン企業です。その技術力と資本力から、スタンレー電気株式会社スタンレー電気式会社と共同でLED植物工場ユニットを開発しています。
岩崎電気は道路やスタジアムなどの大規模な照明設備などを手がけている創業70年の老舗電気会社です。
その技術力を活かして野菜の栽培に欠かせない、電灯による植物育成システムを構築しています。

 この2つの企業は、ただ主な事業の内容を聞いただけでは野菜のプラントの開発を
しているとは予想しにくいですね。今や様々な企業で、いくつもの事業を展開して競い合うという形態が
主流となっています。世界情勢に敏感であり、それに合わせて需要が伸びそうな分野にいち早く
投資をしている企業がこれからの時代を生き抜いていくのだな、と感じたのでした。

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