こんにちは。
先日ドイツのThyssenKruppという企業が、
2016年までに縦方向のみならず横方向にも移動可能なエレベーターを開発すると発表しました。
エレベーターの誕生は約160年前だそうですが、誕生以来ほとんどその形は変わっていません。
現在は昇降路の中にカゴがロープでつるされ、上下に移動する仕組みになっていますよね。
しかし今回発表された新機軸のエレベーター「MULTI」は、リニアモーターカーと同じ技術でカゴを上下左右に移動させるものになります。
ただでさえ高層ビルではエレベーターの移動距離が長いために待ち時間も長いのに、さらに横移動まで加わったらいつまでたってもエレベーターに乗れないじゃないか・・・と思ってしまったんですが、そんなことは当然杞憂でした。
「MULTI」はロープが不要なため、昇降路が全てひとつながりにしてその中で複数のカゴを循環させることができ、現在エレベーターを待つために費やしている時間を大幅に削減することができるんだそうです。
大きなビルとなるとフロアが広くて横の移動距離も長くなるので、このエレベーターの登場は忙しいビジネスマンにとってとてもありがたい話なんじゃないかと思います。
ちなみに日本でエレベーターを製造する上場企業は三精輸送機など5社あります。
では、今日はこの辺で!