こんにちは

今年1月に伊勢丹、西武百貨店、京王百貨店、大丸、松坂屋のデパートで販売されていたブレスレット(アメリカのアクセサリーブランド)が偽物だったことが判明しました。

レディーガガも愛用しているそうなので、とても人気のある商品だったと思いますが

今日は偽物が流通することでどういった影響があるのか?
という記事を書かせて頂きます。

みなさんが偽物が最も流通している国はどこかご存知ですか?

それは中国です。

iPhoneのニューモデルが発表される前にすでに中国ではそのニューモデルと同じ名前のものが売られているというニュースを見たことがありませんか?

実は同様なことがiPhoneに限らず、ファッション業界でも起こっています。
ウェブサイトからファッションショーのモデル写真を手に入れ、数ヶ月のうちにそのデザインとそっくりの服を作り、それがオリジナルよりも先に店頭に出ることもあるそうです。

また音楽業界では無数のダウンロードサイトにより音楽消費全体の95%が不正コピーで占めていると推定されています。

この中国の不正コピーはすべての産業に及んでいるため国の発展状況や法制度にも関係しておりますが、一方で儒教では他人の作品をまねることは敬意の表明であり、教育の基本になるという独自の知的財産に対する考えが存在しているため、なかなかコピーの文化は消えないようです。

しかしこの偽物が出回ることは、オリジナルにとってにもメリットがあります。

音楽ではコンテンツとなる曲に対してはお金が支払われませんが、一方で無料でその曲がきけるのでたくさんの人間に伝えることができ、特にメディアにも露出せずに人気を生むことができます。

ファションに関しても偽物であふれているので、偽物はすぐにわかってしまいますが、その中で本物の品質が高いものは明らかに異なって見えます。現に、出来れば本物を購入したいと考える中国人が増えてきており、所得も上がっているので、中国は本物の高級ブランド品の市場として世界で三番目に大きいそうです。

確かに偽物は手に入りやすく、オリジナルの利益を損ねているかもしれませんが
偽物は満足を与える以上に本物の需要を換気しているようですね。

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