こんにちは。hikaru です。
11/2、日本とカザフスタンが共同で設立した「サレコ」の、
レアアースの精製工場の開所式が行われました。
カザフスタンのウラン鉱山でウランを取り出した後の残土から
レアアースを精製する方法で、年間 1500 トンの生産を見込んでいます。
2013 年 1 月から、日本向けの輸出も開始されるようです。
ここで生産されるレアアースは、
ジスプロジウム、ネオジム等が含まれます。
これらは、いままで中国が生産を独占してきましたが、
カザフスタンが新たな調達先になると期待されています。
レアアースをなるべく使わない技術については、
過去に小ネタで何度かとりあげてきましたが、
それでも必要はありますもんね。
サレコを設立したのは、
カザフスタンの原子力公社カザトムプロムと、
日本の住友商事です。
今後は、信越化学も技術提供で関わっていく予定で、
レアアース混合物から、各元素の分離・高純度化
を狙っているようです。
レアアースの安定供給先として、これから期待ですね!