こんにちは、aicoです。

最近寒くなってきたので、お風呂ではそろそろ入浴剤の出番ですね〜

入浴剤といえばバスクリン株式会社(株式会社ツムラの子会社)のバスクリンと
花王株式会社のバブですよね。

同じ入浴剤ですが、2つの仕組みは異なります。

バスクリンは有効成分の無機塩類が皮膚の表面のたんぱく質と結合して膜を作ります。
膜が体の熱を閉じ込めるため、湯冷めしにくいという仕組み。
この炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムなどの無機塩類というのは温泉由来の成分でもあります。

バスクリンといえば蛍光の緑色のお風呂のイメージがありますよね。
その色の正体はフルオレセインナトリウムという色素。
粉末の状態ではオレンジ色で、水に溶かすと強い緑の蛍光色になる性質があります。
体を温める効果には関係ありませんが、無色透明だとなんとなく入った気がしませんもんね(笑)

一方、バブはシュワシュワとした泡が特徴的な入浴剤。

バブの主成分の炭酸水素ナトリウム(いわゆる重曹)とフマル酸がお湯に溶けると
化学反応によって炭酸ガスが発生します。これがシュワシュワの正体。

子供の頃、このシュワシュワが大好きで、バブをお風呂に入れるのが楽しみでした♪
でもこのシュワシュワは、ただ楽しいだけじゃなくてちゃんとあったまる仕組みで活躍しているんですよ。

お湯に溶けた炭酸ガスは皮膚を通って、血管などの組織に吸収されます。
組織内で炭酸ガスの濃度が高くなると体は、
「酸素が足りない…大変だ!もっと体の中の酸素を増やさなきゃ!」と勘違いをするのです!
すると体は血管を拡張。
血流が良くなり新陳代謝が活発になることで体が芯まで温まるという仕組みです。

入浴剤で温まる仕組みが体の勘違いから起きているなんてちょっとビックリですよね〜

ちなみに、気分をリラックスさせてストレス解消したいときは、
夏なら38~40℃、冬なら41℃位のややぬるめのお湯に、
しゃきっとしたいときは42℃以上の熱めの湯が効果的なんだとか。

では、また明日♪

 

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