こんにちは。
最近、大好きなほぼ日刊イトイ新聞というサイトで
糸井重里さんと何人かの方たちが北海道・帯広の六花亭を訪ねるという
連載をしています。
すごく面白いのでよかったら読んでいただければと思うのですが
その中でも特に印象に残っているお話のことを。
六花亭はお菓子屋さんなんですが、ショートケーキなどの生菓子より、
バターサンドをはじめとする日持ちのするお菓子が
主な事業です。(レーズンバターサンドおいしいですよね。)
ショートケーキを作るのはやっぱり華やかだし、楽しい。
でも、日持ちのしないお菓子で、また北海道という地で、社員1300人を
食わせてはいけない。それは水商売、つまりその日暮らしの「家業」。
バターサンドを1日に40万個(!)作って販売するのは「事業」。
家業は家業で素晴らしい。でも中途半端はよくないよ、というような
六花亭社長のお話が印象深かったです。
ということで、今日は三重県にある、「家業」を見事に「事業」に
発展させた会社、株式会社柿安をご紹介します。
柿安の歴史は1871年に赤塚安次郎氏が三重の桑名に牛鍋屋をオープンさせた
ことから始まります。
この時からお店の名前は柿安で、当時果樹園を営んでいて特に柿が
評判だったことから「柿の安さん」と言われていたので、そのまま屋号に
したのだそうです。
その後、約100年後の1972年に「牛肉しぐれ煮」の販売を開始、
1978年には「牛肉しぐれ煮」の製造工場を新設、といったあたりから
だんだん家業が事業になっていったのではないでしょうか。
今では多くのデパ地下に「柿安ダイニング」というデリがありますよね。
時々買うんですが、おいしいですよー。
しぐれ煮は食べたことがないので、食べてみたいな。
では今日はこのへんで。
また明日。