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夢を乗せて走る

| 小ネタ! |

取り上げる会社を決めてからパッと思いついたタイトルを書いたのですが、よく考えたら有名な曲の歌詞そのまんまでした。普段乗らないような電車に乗ると遠足のような感じでなんとなくテンションが上がります。先日用事があり丸ノ内線に初めて乗ったのですが、最近製造された車両のようで個人的にデザインもお気に入りでした。

今回ご紹介するのは、「日本車輌製造株式会社」です。こちらの会社は鉄道車両の製造を中心に、タンクローリーなどの輸送用機器や建設用機械などの製造を行っています。JRや名古屋鉄道を中心に、小田急、東京メトロ、ゆりかもめなど、皆さんが一度は乗ったことがあるであろう多くの電車が、この日本車輌製造株式会社によって造られています(私が乗った丸ノ内線の車両も日本車輌製造が作っています)。話題になったリニアモーターカーの試験車両も製造しています。また、日本国内向けだけでなくアメリカやカナダ、台湾、インドネシアといった海外向けにも車両製造を行っています。高い品質を誇る日本の鉄道車両は海外でも高い評価を得ているそうです。

日本で使用されなくなった中古の電車が輸出されてアフリカなどの国で使われているというニュースを最近耳にしました。何十年使われても元気に走り続ける車両を作れる日本の鉄道会社の技術には驚かされます。これからも夢溢れるたくさんの電車を作り続けてほしいです。

暑い季節が近づいてきました。6月は衣替えの時期であることも多いですが、皆さん夏服の準備はよろしいでしょうか?服の色によって熱の吸収しやすさは変わるため、炎天下で黒い服はやめようなどと言われがちですが、最近の服は色とは関係なく熱対策などの機能が施されているようです。

そんな衣服の加工技術を強みの一つとしているのが、東海染工株式会社です。機能加工と呼ばれる織物・編物の加工技術を持ち、綿やポリエステルなど様々な素材に対する加工を国内の拠点で担っています。初めにお話しした夏場に関連するものとしては、「エラボーUV」と呼ばれるUV-A・UV-Bに対する紫外線カット加工や、キシリトールの熱吸収機能を利用した「ピコクール」という涼感加工があるようです。個人的に今日の衣服関連の加工は海外工場で行うイメージを持っていましたが、東海染工株式会社は国内拠点を多く持っているため、日本のものづくり文化やその経済的な面で大いに貢献していることが分かります。

今や老若男女問わず日焼け止めや日傘を利用する時代になりましたが、それだけでなく服を着ることそのもので健康に気を遣うことが出来るようになりました。東海染工株式会社が衣服に与えてくれる様々な機能をを上手く利用して、これから訪れるサマーシーズンを乗り切りましょう。

皆さんは何か一芸ってありますか?私はいろんなことに手を出してすべて中途半端になってしまうタイプなので一芸に秀でている人には憧れがあります。

今日は一芸を極めて世界に挑戦という企業理念を掲げている長野計器株式会社について紹介します。

長野計器株式会社は圧力の計測機器や圧力の計測センサーを製造しています。長野計器株式会社はこれらの製品を世界品質で製造していて、上田計測機器機工場は、圧力部門で日本第1号となるJCSS登録事業者の登録を受け、国家標準に基づく校正システムを確立しているそうです。

具体的な製品用途として半導体製造における圧力計測機器の製造や高圧水素設備に推奨される圧力測定機器、医療・福祉用途における計測機器なども製造しているそうです。

長野計器株式会社は圧力を計測するという一芸を極めて世界中の企業と戦っています。これはとてもすごいことだと感じました。自分も何かひとつを極めて自慢できるようになりたいものです。

皆さん魚は好きですか?私は地元が海から1kmも離れてなく、刺身、干し魚、焼き魚などを小さい頃から沢山食べて育ったため、大の魚好きです。

そんな魚を私たちの元に沢山届けるために漁師の方々が使っているものとして、漁網があります。

一般的な網と異なり、漁網は大量な魚を毎日捕獲しても壊れないくらいの強度と魚を傷つけないため繊維、軽量が求められるため、相反する要望をどのように満たしているのか不思議ですね。

さて、今回紹介するのは丈夫で軽量、高品質な漁網を開発、製造している国内トップクラスの漁網メーカーの日東製網株式会社です。こちらの会社は他の漁網メーカーとは異なり、特定の網種だけでなくロープやもじ網など様々な網種や漁具を提供し、漁業の発展に貢献しています。

日東製網株式会社は、1910年の無結節網のもじ網製造から始まり、1925年には世界で初めて無結節網の製造機を開発したそうです。無結節網とは、節に結び目が無い編み方で、糸の交差している部分に結び目がないネットのことです。そのため、網目が均一で軽量、何にでも使用されている汎用性の高く、漁業の用途だけでなくゴルフ用の防球ネットなどにも使われています。日東製網株式会社によって、この無結節網が大量生産できるようになり、漁業の環境や形態も変わりました。

時代に合ったものを実現するために日々開発、製造を行っている日東製網株式会社ですが、近年では海から陸へと事業を拡大しており、2023年には製造で生じる網の端切れを再利用した「漁網たわし」を販売、寄付することで漁網に新たな付加価値を与えました。

網の特性上よく泡立つのでたわしにするという発想は、網で魚をやさしく包み込むだけでなく、網で地球の環境をやさしく包み込んでいるように見えて面白いですね。これからも日東製網株式会社が与える漁網の新たな付加価値に注目です。

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