皆さん魚は好きですか?私は地元が海から1kmも離れてなく、刺身、干し魚、焼き魚などを小さい頃から沢山食べて育ったため、大の魚好きです。

そんな魚を私たちの元に沢山届けるために漁師の方々が使っているものとして、漁網があります。

一般的な網と異なり、漁網は大量な魚を毎日捕獲しても壊れないくらいの強度と魚を傷つけないため繊維、軽量が求められるため、相反する要望をどのように満たしているのか不思議ですね。

さて、今回紹介するのは丈夫で軽量、高品質な漁網を開発、製造している国内トップクラスの漁網メーカーの日東製網株式会社です。こちらの会社は他の漁網メーカーとは異なり、特定の網種だけでなくロープやもじ網など様々な網種や漁具を提供し、漁業の発展に貢献しています。

日東製網株式会社は、1910年の無結節網のもじ網製造から始まり、1925年には世界で初めて無結節網の製造機を開発したそうです。無結節網とは、節に結び目が無い編み方で、糸の交差している部分に結び目がないネットのことです。そのため、網目が均一で軽量、何にでも使用されている汎用性の高く、漁業の用途だけでなくゴルフ用の防球ネットなどにも使われています。日東製網株式会社によって、この無結節網が大量生産できるようになり、漁業の環境や形態も変わりました。

時代に合ったものを実現するために日々開発、製造を行っている日東製網株式会社ですが、近年では海から陸へと事業を拡大しており、2023年には製造で生じる網の端切れを再利用した「漁網たわし」を販売、寄付することで漁網に新たな付加価値を与えました。

網の特性上よく泡立つのでたわしにするという発想は、網で魚をやさしく包み込むだけでなく、網で地球の環境をやさしく包み込んでいるように見えて面白いですね。これからも日東製網株式会社が与える漁網の新たな付加価値に注目です。

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