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Cの魅力

| 小ネタ! |

原子番号6、炭素。生物の身体の中心的な構成物質だったり、二酸化炭素に含まれていたりと、目に映る景色に絶対存在しているありふれた元素です。ただ、英語にして「カーボン」と表現すると、ちょっと凄そうな印象になります。カーボン素材のスポーツ用品というと、軽くて丈夫なプロ仕様のものが多いですよね。
この炭素、原子同士の結びつき方によって様々な性質を持ちます。黒く柔らかい黒鉛が炭素から構成されているかと思えば、硬く透き通ったダイヤモンドも炭素から成ります。

東洋炭素株式会社は、そんな炭素を扱う企業です。黒鉛に強みを持ち、特に同社が世界に先駆けて開発した等方性黒鉛では、世界トップのシェアを持っています。
黒鉛というと鉛筆の芯のイメージが強いかもしれませんが、先ほどのカーボン素材のイメージに違わない特徴を持っています。軽いのはもちろんですが、熱や温度変化にも強く、鉄では耐えられないほどの高温下での用途にも向いています。他にも薬品への耐性が高い、摩耗や摩擦が少ない、熱・電気伝導性が高いなどの特徴を持っています。

こんな黒鉛の性質に加え、東洋炭素の等方性高密度黒鉛は、微粒子かつ切り出し方向による特性差の無い構造をしており、より高い強度と安定性を誇っています。
こんな風に安定した等方性黒鉛は、精密さが肝になる半導体分野や信頼性を要求される原子力分野でも使われているそうですよ。

要素還元してしまえば炭素でも、その奥深さは計り知れません。そんな分野での世界トップシェアは、ごまかしのない技術力の証明ではないでしょうか。

私はバイクを保有しており、たまにツーリングに行きます。風を切って走るあの感覚はとても爽快です。

さて、皆さんは日本には4大バイクメーカーが存在していることをご存じでしょうか。ホンダヤマハスズキカワサキです。二輪好きにはおなじみの4社ですね。

この4社は世界でもトップレベルの成績を誇っており、特に東南アジアなどの二輪社会では日本メーカーが市場を独占していたりもします。

二輪業界を牽引する素晴らしい日本メーカー達ですが、なんとこの4社は水の上でも覇権を握っています。ホンダ、ヤマハ、スズキは船外機で高いシェアを誇っており、カワサキはジェットスキーの専売特許を保有しています。

今回は特に船外機の売り上げが大きいヤマハ発動機株式会社を紹介いたします。

ヤマハ発動機は戦後にヤマハから分離する形で誕生したバイクメーカーです。現在は船外機などのマリン製品も売り上げを伸ばしており、売上比率も20%を超えてきています。

特にアフリカの船外機市場はヤマハの独占状態となっています。二輪者製造で培った内燃機関の技術はアフリカの漁業の発展に大きく貢献しているようです。

しかしヤマハ発動機のアフリカでの事業規模はアメリカなどと比較するとまだまだ小さく、今後は長期的にアフリカの事業を大きくしていく予定のようです。

また、スノーモービルの主要メーカーも国内ではヤマハ発動機一社の状態となっているそうです。陸上、水上、雪上など様々な輸送機器を手掛けるメーカーなのですね。

他にもバギーや除雪機なども製造しており、製品のラインナップを確認してみるとなかなか面白いです。皆さんの周りにもバイク以外の身近なヤマハ製品があるかもしれませんね。

今週より全国旅行支援が始まりました。皆さんはどちらに旅行されるか決まりましたか。また、同じタイミングで入国制限を緩和され、海外から旅行者が日本に訪問しやすくなりました。多くの観光地ではインバウンド需要の回復を期待する声も上がっているようです。
それに関連して、今週もキャッシュレス決済の話題について取り上げたいと思います。

株式会社琉球銀行は台湾の企業と提携し、台湾の交通系ICカード悠遊カードを年内にも沖縄のお店で使えるサービスを提供開始するそうです。今回のサービス導入により、沖縄は台湾に近いことから多くの観光客による利用を見込んでいます。また、悠遊カードに関するプラットフォームを構築し、今後他の決済事業者や金融機関にも展開していくそうです。

そして、琉球銀行以外にも、株式会社ジェーシービーが台湾の銀行と提携し、日本国内の電子マネーQUICPayの提供や、先週ご紹介した三井住友カード株式会社、QUADRAC株式会社等による交通機関向けのクレジットカードのタッチ決済システムの展開など、インバウンドを想定した様々な取り組みが行われています。

国内だけではなく、海外に目を向けてみるのも潜在的な需要を掴むためには必要なことかもしれません。

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