こんにちは。
今日のネタ探しでは、日立製作所が、上場子会社であり化学業界大手の日立化成を売却することを検討している、という記事を見かけました。5月には、日立化成が新たな出資先を募る入札を始めるそうです。
昨日紹介した記事にも関係しますが、IT関連事業に経営資源を集中し、グローバル展開を強化することが目的のようです。2016年にIoT基盤「ルマーダ」を使った事業を始めて以来、IT技術を軸にしたサービス企業を目指しています。
この売却の他、JRA買収に加え、18年12月にはスイスの重電大手ABBから電力システム事業の買収を行っており、この分野への地位確立へ向けた意欲の高さが伺えます。
というわけで、今日は日立化成株式会社を紹介したいと思います。
日立化成は、スマートフォンに使う半導体の封止材料などで高いシェアを持っています。他の化学大手やファンド等が、同社への出資に興味を示しており、5月の入札へは米ファンドのベインキャピタル、コールバーグ・クラビス・ロバーツ、カーライル・グループなどのほか、化学系企業では三井化学が参加を検討しています。