みなさん、ゼネコンってご存知ですか。
最近、知人とお話をする機会がありました。その際に、彼の口から「ゼネコン」という単語が発せられました。それまでゼネコンというワードをなんとなく、耳にしたことはありました。しかし、お恥ずかしながら、それがどのようなものか、具体的には理解していませんでした。
調べてみると「ゼネコン」とはGeneral Contractorの略称であり、日本では総合建設請負業者が該当することがわかりました。工事全体を管理する業者、というイメージですね。
さらに調べてみると、そのゼネコン(建設業者)について、日本にはスーパーゼネコンと呼ばれる建設大手5社があることがわかりました。その5社とは、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、大林組を指します。歴史や規模、技術などがこの5社は特に、大きいそうです。
今回は、この中の鹿島建設株式会社を取り上げます。
鹿島のホームページに進むと鹿島建設は東京駅丸の内駅舎保存・復原工事や姫路城大天守を始め、ゴルフ場からサンゴの人工基盤と生息環境評価技術の開発などを行っていることが分かります。我々の身近なものに幅広く関わりを鹿島建設は持っているようです。
他にも鹿島は、「ユニバーサルデザイン」というものに力を入れていることに気づきます。このユニバーサルデザインについて、さらに詳しく見てみると、普段何気なく生活している中にもユニバーサルデザインが多く施されていていることがわかりました。
たとえば、床の壁際に壁とコントラストの強い色のボーダーを入れるというデザインです。これには、空間の形状(幅や奥行、曲がり角の形状)をわかりやすくする効果があります。普段、気づいていないだけで多くの工夫がなされているようです。また、災害時などのパニック時にも、かなりの効果を我々に与えてくれそうですね。
このように、鹿島建設は建物を建てる際に、ただ建てるだけでなく、利用する人や利用状況にも重点を置いているようです。
2020年、東京にてオリンピックが開催されることが決定いたしました。とても良い大会になって欲しいですし、個人的にも自国開催ということで大いに楽しみたいと考えています。しかし、その一方でユニバーサルデザイン等の工夫や建設業者の努力が、我々に安心や利便性などを提供してくれていることも忘れずにいたいと思います。