こんにちは。
12月1日から就職活動が解禁しましたね。メディア等でも「就活解禁」というワードを聞く機会が増えるようになりました。街中でも、少し疲れ気味のスーツ姿の大学生を目にする機会が増えました。
ところで、どのような企業を、就活生は志望しているのでしょうか。ある調べによると、文系男子の人気企業ランキングは、一位から順に三菱商事、住友商事、三菱東京UFJ銀行、伊藤忠商事、東京海上日動火災保険、丸紅となっています。ご覧の通り、上位6企業の内、4つの企業が商社であることがわかります。商社は過去のランキングからしても、毎年とても人気のようです。
そこで、今回はランキング一位にも輝きました、三菱商事株式会社を取り上げたいと思います。
三菱商事の強みとして世界約90か国に広がる200超の拠点と600社を超える連結対象会社からなる三菱商事のグローバルネットワークがあると言えます。このネットワークは、地域分布から判断すると、偏りが少なく、バランスのよいものであることがわかります。
そのグローバルネットワークの中の一つに、オーストラリアでの資源事業というものが存在します。製鉄用の原料炭と一般炭を採掘して、それらを世界約30か国へと供給する事業です。その量はなんと世界最大級です。
特に注目をしたいことがあります。それは採掘と同時に、三菱商事が実施している、土地のリハビリテーションです。リハビリテーションというのは、採掘のための大規模な露天掘りで、できてしまった大きなくぼみを、採掘前に限りなく近い状態に戻すというものです。実際に写真を見てみると、「本当に一度地表を剥がされた土地なのか」と疑いたくなるくらい緑豊かなものでした。
日本の企業が、「採ったら終わり」ではなく、このように海外の土壌においても「思いやり」を発揮している姿は誇らしく感じますね。
三菱商事の企業理念の一つ、「所期奉公(事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献)」からもその精神が伝わってきます。
ランキング一位に輝いたのは、企業の規模、ブランド等もそうでありますが、このような経営理念と実施も理由の一つに挙げられるのではないでしょうか。