» 歴史・沿革のブログ記事

こんばんは。

先日からちょっとヤマハ発動機のことが気になって(バイクにも楽器にもたいして興味もないのに・・)
wikipediaなどをじっくり読んでいたのですが、意外と話題の意豊富な企業だなーというのが
一番の感想です。

楽器のヤマハとはロゴも限りなく同じですが、少し違うようですし(YAMAHAのMの谷の部分が地面につくかつかないか、
というのが違いだそうです。詳しくはこちらを)。

また、ヤマハ発動機サッカー部は、サッカーJリーグのジュビロ磐田の母体となったそうですよ。
(ジュビロ磐田の住所はいまもヤマハ発動機株式会社本社住所に同じ)
これは有名なのかな。。。

そもそもは飛行機プロペラなどの軍需生産のための製造設備の平和利用を目的とし、日本楽器製造(現ヤマハ)社内での
オートバイ生産を開始、1955年(昭和30年)7月1日に日本楽器製造から分離される形で、
オートバイ製造販売業としてスタートした、というのがヤマハ発動機のはじまり。
いわば社内ベンチャーだったわけで、その後も持ち分法適用子会社だったわけですが、2005年の時点で
ヤマハ発動機の売上高はヤマハの2倍以上にもなり、間接的買収の対象となりやすい状況にあったため、
2007年にヤマハはヤマハ発動機の株式を売却し、持ち分法適用子会社から外れます。
その後はヤマハ発動機もヤマハの株式を増やし、お互いに筆頭株主ではあるものの関連会社とも
いえず、という絶妙な距離感を保っているようです。

こうやって、子供が立派に育つのって、親としてはうれしいものだと思うのですが、
ちょっと、悔しい!みたいな気持ちもあるんでしょうか。
同じような例に、プラス株式会社とアスクル、ずーっと昔の話だと古河電機富士通、または古河電機とファナック
関係などがあります。古河財閥のお話はぜひこちらをご覧ください!
企業グループ研究「古河編」 「祖父勝り」の富士通、「曽祖父勝り」のファナック

にしても。
バイク(スクーターじゃないですよ)は一生に一度くらい乗るか、乗せてもらうかしたかったのですが
もう、ちょっとむずかしいかもしれないな。。。と思う33歳の今日このごろです。

こんにちは。
なんだか今日はすごくおなかがすいているうえに眠いです。
まだ暑いのに冬眠の準備かなーと、最近読み返しているムーミンのような
ことを考えます。。

さて今日はオーベクス株式会社について。
事業内容は筆記用具の、ペン先の製造、化粧品のアイライナー、リップライナー
等の製造開発、
医療分野では点滴の時に使う注入器を作っていて、携帯型持続注入器
「ベセルフューザー」などが主力の商品です。

同社ができたのは約120年前、
近代日本資本主義の父といわれる渋沢栄一氏が設立した帽子製造メーカーとして誕生しました。
明治25年(1892年)に東京帽子株式会社として創業し、昭和60年(1985年)に
現在のオーベクス株式会社に社名を変更して、120年の社歴を有する会社となっています。

ペン先を製造するようになってからも、アパレル事業も展開していましたが
平成19年には完全に撤退しています。
有報を眺めてみると、投資目的ではないのに株式を保有している会社として、
近鉄百貨店高島屋三越伊勢丹ホールディングスなどの百貨店株が
たくさんあるのは、きっとアパレルをやっていたからですね。
その他の株式にはいかにもつながりがありそうなパイロットコーポレーション
株式を安定させるためという理由で若築建設株式会社の株式も持っているようです。

帽子を作っていないのは少し残念ですが、こういう伝統ある企業もいつまでも
残ってほしいですね。

こんにちは。

今日取り上げる会社は株式会社ヨコオ
ヨコオは自動車用を中心に各種アンテナを製造するほか、
コネクタや先端デバイスなどを作っている会社です。

アンテナってちょっと地味だし(失礼だなー)どういうきっかけでアンテナを
作り出したのかな?と沿革を見てみると、なるほどねー、とすごく納得できたので
今日はヨコオの歴史をご紹介します。

ヨコオの全身となるのは1922年に横尾忠太郎氏が創業した横尾製作所。
1925年には、横尾氏の得意とする管=クダの加工技術を活かし、
精密金属パイプ加工業を本格的に開始したのだそうです。

やがてこの技術を活用し、『バネ棒(スプリングバー)』を発明。
バネ棒は、腕時計の本体とベルトを繋ぐ部品で、細いパイプの中に
バネ=スプリングを仕込み両端が伸縮する画期的な構造でした。
これによりベルトの着脱が容易になり、世界で爆発的に普及し、同社の成長に
弾みがついたのだそうです。

1950年代に入り、普及しつつあったトランジスタラジオに着目。
その伸縮アンテナ(『ロッドアンテナ』)を開発しました。このロッドアンテナは、
当時世界一位のシェア(70%強)を獲得し、“ロッドアンテナのヨコオ”として
世界的メーカーへの成長基盤を築きました。
さらに、この後、自動車アンテナへの応用など事業領域を拡大し、その中で培った
アンテナ技術は、現在の主力事業である車載通信機器事業のコア技術となっているのだそう。

いきなり「アンテナをつくろうっと」と思ったのではなく、こういう歴史があって
自動車用のアンテナを作っているんだ、とわかると、
企業がぐっと身近に感じられるような気がしませんか?

それでは今日はこのへんで。
また明日ー♪

こんにちは。

また1週間はじまりましたねー。
平日も休日もそれはそれで楽しいおめでたいタイプなのですが、
子どもに「それはそれで」という口癖が移ってしまい、ちょっと
それはアレなのかしらね、と思ったりします。

さて今日はIMV株式会社の社名の由来と製品のご紹介などを。
まず社名の由来からですが、設立時の社名「(株)国際機械振動研究所」の
英文(International Mechanical Vibration)頭文字IMVを製品ブランド名として
使用していたことから、だそうです。VibrationのVね、なるほど・・・

振動を研究し、振動を計る機械、振動を起こす機械などを作っているのだそうです。
計るはともかく、起こす・・・?と少し思ったのですが、振動を起こすことで、
乗り物が体に悪影響がないかや、強度などを調べたりできるのだそうで、
あーなるほどねーといった感じですね。

実はこのIMVさん、一度倒産の危機に見舞われています。
オイルショックの影響で、過剰在庫等で会社更生法を申請し、一度事実上の倒産。
その後、当時公認会計士だった小嶋成夫氏(現・同社会長)が更生管財人となり、
大口のスポンサーの援助も絶って、ほぼ独力で再建を進め、1985年には
会社更生手続を終了。
2005年にはジャスダックに上場も果たしています。
すごいですねぇ。

この会社更生法を申請し、立派に会社を立て直す企業もけっこうあるんですよ。
またご紹介していきますね。

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