こんにちは。

今日は『文化財未来継承プロジェクト(綴プロジェクト)』について書きたいと思います。

キャノンとNPO法人京都文化協会が行っているプロジェクトで、文化財の高精細な複製品を製作し、文化財の保存と伝承を行うものです。
デジタル一眼レフで撮影した画像を元に、さらに色の再現性を高めた後に、インクジェットプリンタで印刷。
さらに表装などを施して複製します。
保存環境の関係で一般公開できないものや、海外に流出し、海外の美術館が所蔵しているものなどを対象に複製し、文化継承に役立てていくとしています。

今日第5期完成作品の寄贈式が東京都美術館で行われ、俵屋宗達筆と伝えられる「桜図屏風」と尾形光琳の「群鶴図屏風」の複製品が寄贈されました。
ちなみに、本物は米フリーア美術館が所蔵しているそうです。

カメラで撮る。プリンタで刷る。
それで美術品の複製が作れてしまうなんて驚きです。
もちろん、さらに加工の手間がかかっているわけですが、技術の進歩を感じます。
これもキャノンの持つ最新鋭のカメラ・プリンタの技術だからこそできることなんですね。

これで本来なら見るこのできない作品を見る機会が増えていくと嬉しいです。
ではでは。

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