会社が自分たちの何を強みとするか?私としては「ある技術やサービスに特化し、いくつかの業界をサポートする」といった形が想像しやすいのですが、逆に「ある業界に特化し、関連する様々なサービスを提供する」といった価値のつくり方もあります。

今回紹介するのは株式会社シイエム・シイです。グループ会社の現在の事業領域を見ると、一見DX戦略、ICT、システムコンサルタント、人工知能…と、ここ10年でよく聞くようになった事業内容が並んでいますが、いくつかの会社ではマニュアルの制作、モビリティ設計、果ては自動車の車検に鈑金塗装ときました。株式会社シイエム・シイは元々印刷業界からスタートし、設立から15年後に自動車関連のマニュアル原稿を作るようになってから50年近くこの事業をメインとしているようです。売上は7割が自動車業界で、自動車業界において唯一無二の強みを持っていることがうかがえます。

例えば自動車業界を例にしても、工場と販売と教育と、といった関連するスキルに特化した会社をグループで持って利益を生み出しやすくするというのはわかりやすいですが、マニュアル製作を「業界を俯瞰した製品知識やお客様への伝え方のナレッジ」として自動車業界のコンサルタント業につなげるというのは考え付かなかったので、面白いなと思いました。変わっていく時代の中でも、経験は何かしらがいつの時代でも通用する価値になるというのは心強いことです。

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