会社のコーポレートにはよく、「創業○○年で培われた技術~」など、老舗の企業だと結構創業年を記載することが多いですよね。日本って100年以上続く会社がとても多い印象があります。現存する世界最古の会社も日本にありますね。
今回は創業から300年の老舗、株式会社錢高組をご紹介します。こちらの会社は大阪を中心に主に橋梁工事を得意とするゼネコンです。橋梁だけでなく、マンションや大学、市役所、スタジアムなど、官民問わず幅広い建物の建築実績があります。○○組という名前の建築会社は社長のお名前が入ることが多いですが、錢高組も例にもれず社長の苗字は錢高さんです。けっこうレアかもしれません。また、この会社は有名な小説、銭形平次捕物控の銭形平次の名前の由来にもなっています。作者が主人公の名前を決めるときにふと目に入ったビル建設現場に書かれていた錢高組の看板から着想を得て名前をもじって決めたそうです。すごい偶然です。
私たちが知っている建物もたくさん建設している錢高組。施工事例を挙げ始めたらきりがありません。あなたが今いるその建物や橋も、調べてみると錢高組が作ったもの…ということがあるかもしれませんね。