ここ数年、祖父母世代の親戚の葬儀に出席することが増えてきました。私も生き物である以上いつか死ぬわけですが、自分が死んだあとはもし何かいやなことがあっても(遺体にいたずらされたり…)何も抵抗できないのは怖いなあと思うこの頃です。
本日ご紹介するのは株式会社広済堂ホールディングスです。
広済堂は元々は出版業からおこった会社ですが、現在の主力事業は葬儀業です。東京23区内の火葬場はほとんどが広済堂の完全子会社である東京博善によって運営されているそうで、決算説明会の資料に東京都の死亡者数が載っているほど、売上が東京都の死亡者数と密接にかかわっています。2025年度は2024年度より7000人も東京都の死亡者が減っていたそうで、減収の大きな原因となったようです。公共性の高い事業というのも大変です。
広済堂は「人生100年をもっと豊かに」というスローガンを掲げ、広済という名前の通り、広く社会に貢献することを理念としています。葬儀は一生に一度の大事なイベントですが、その性質上あまり進行に主役の意見を挟むことができません。そのため、個人的な意見ではありますが、常に特定の相手に寄り添い要求に応え続ける企業というよりは、日ごろから自発的にどんなことが社会(誰か)のためになるか考え、取り組む姿勢の企業であることが、葬儀としてよいサービスを提供でき、参列者に選ばれ続けている理由なのかもしれません。皆さんも生きているうちに、どんな人に最期を頼みたいか一度考えてみてはいかがでしょうか。