こんばんは。
今年もすっかり寒くなりましたね。
昨年は新型インフルエンザが流行ったし、今年もインフルエンザの予防接種を
する、あるいはもうした、という方も多いのではないでしょうか?
でも、私はしないタイプです。
いろいろ理由はあるけれど、注射は怖い、というのが一番の理由かも
しれません。ちょっと情けないですね。
でも、こんな私でも、受けるのが怖くなくなるような、「痛くない注射針」
というのが存在するようなのです。
それは2005年に発売された、テルモの『ナノパスニードル』。
予防接種などに使われる注射針の先端0.4mm程なのに対して、こちらは
0.2mmと約半分の太さなのです。
でも、細ければ細いほど、注射の針をさしたときの痛みは少ないとは思うけど、
身体に液体が入るときの痛みは、抵抗が強まって、もっと痛くなりそう、
な気がしませんか?
でも、そこも、ちゃーんと考えられていて、まさに「痛みのない(あるいは少ない)」
注射針なのだそうです。
詳しくはテルモのサイトに掲載されていましたので、ご興味を持った方は
見てみてくださいね。(参考:外部リンク)
残念ながら、予防接種の際は体内に入れる液体が多いため、こちらの
注射針は使えず、糖尿病の方など、自分でインスリン注射をしなければ
ならない場合に使われているようです。
毎日、しかも自分で注射しなくてはいけないって、私だったらかなり
苦痛だと思います。
でも、痛くない注射針があれば、少し気が楽になりますよね。
この注射針をテルモからの依頼で作ったのは、社員が6名の小さな
町工場で、金属プレス加工を営む岡野工業という会社。
テルモは、ここにこの針を依頼する前に、100社以上の会社に
依頼をし、すべて断られているそうです。つまり、できるはずがない、
と思われていたわけなのです。
でも岡野工業代表の岡野雅行さんは、今なんと4年以上も費やし、
この注射針を完成させました。
その間は他の仕事ができずに、年間売上3万円、なんて年もあったとか・・・
その「あきらめない心」、見習いたいです~。
岡野さんについては、もっといろいろなことを書きたいのですが、
長ーくなってしまいそうなので、今日はひとまずこのへんで。